心構え

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上に書いている「初心の人~」は、吉田兼好の徒然草に出てくる一節です。簡単に訳すと、弓の練習をするときに、初めから矢を2本用意すると、1本目を射る時に「もう一回チャンスがある」と思って緊張感に欠けてしまう。それではいけない。射るときは毎回、この1矢で決める!!という緊張感が大切だと詠んでいます。(多分おそらくこんな訳だったはず・・・違ってたらごめんなさい)
これは空手も同じです。基本稽古で、20回突きを繰り出すとしたら、20本突こうとするのではなく、1本を20回突くんだという気持ちで取り組んでもらいたい。ミットへの打ち込みはしんどい。しかし、1本1本に気持ちを込めて、1発で決める意識で取り組んでもらいたい。私自身も、常に弱い自分と戦いながら1本1本に気持ちを込めて取り組んでいます。