空手といえば、瓦割り!?

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空手未経験者の人に、空手をしている旨を話すと「へぇ~瓦何枚割れるんですか?」と、かなりの高確率で問われます。
ま、それは置いといて、空手界の偉い先生は昔から、空手の両輪として「組手」と「型」をあげます。
「車の両輪は、左右のバランスが整っていてこそ車は真っ直ぐ走るのです。だから両方をバランスよく稽古しなくちゃいけないよ。」と。
そう、瓦割りは全く入っていないのです。
しかし、私の持論は一般の方と偉い先生の間で、「組手」「型」「試割り」が揃ってこそ空手だと思います。板の割れ方を見れば、基本動作の練度がよくわかります。それに、試割りは、手刀や肘といった、組手では使わない部位を多用するため、普段から偏ることなく技の稽古に励むようになります。
私の道場では、稽古に出席する度にシールを配ります。カードに貼っていき、一定枚数が貯まると板の試割りができるのです。自分の番が回って来た時は一代イベントで、稽古前からソワソワしている子が多いです。「せんせー、今日ボク板割りー。ちゃんと板用意してくれとんかなぁ?」と、私が忘れ物をしていないかをチェックしにくる子もいます(^_^;)
稽古終了後にシールの貯まった子が試割りに臨むのですが、カメラ片手のご両親や友達の注目の中で行ないます。
割れなかったら痛いしかっこ悪いし・・・
稽古前のハイテンションから一気に現実の厳しさを知り、みんな神妙な顔つきになります。
そして意を決して気合を入れて一発で割った時の晴れ晴れした顔!!
ホントにいい顔してます。人に注目されながら自分の技能を堂々と発揮できる事、そしてやればできるんだという自信を掴む事。こういったことを学んでもらえたらなぁと思って試割りをさせています。