剣(拳)は磨いて・・・

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今年の全日本ウエイト制大会は5月にあります。そして、香川からは私とKさんが出ます。
今から2年前に、8年ぶりに全日本ウエイト制大会に出ました。それまでの私は、稽古量が確保できなければ、また最高の動きが出来なければ、試合に出るべきではないと考えていました。実際問題、そうなのかもしれませんが。
しかし、年々年を重ねていくなかで、このままだと、もう一生あの舞台で真剣勝負をする事はないんだなぁ・・・と思うと、いてもたってもいられなくなり、試合に出る事にしました。いま現在も多忙ですが、2年前は究極に多忙でした。朝6時起床で就寝は2時。働きづめで、自分の余暇時間は30分も無い生活でした。その30分を、型と巻きワラ突きと腹筋のトレーニングに当てていました。
そんな中で1~2週間に1度ぐらい、W君と3時間程度の時間を捻出し稽古をしました。スパーリングではなく、フルパワーの本気組手と吐く寸前、いや吐きながら続けるミット打ちをしました。W君には悪いけど、遠慮なく殴らせてもらいました。
一カ月の合計稽古時間は6時間。以前の私の一日の稽古時間です。そんな中で、「俺はケンカする根性がまだあるのか?」を確かめるというテーマを掲げ、試合に出ました。
前日は普段通り超多忙生活を送り、翌朝には5時半発のマリンライナーで大阪へ向かうという無謀な計画の下、無事に大阪府立体育館に到着できました。体育館に着いた時、八割方の目的が達成したような喜びを覚えましたが、大変なのはこれからです。地下のアップスペースでウォーミングアップを済ませ、メインアリーナへ向かいました。懐かしい緊張と、凄く冷静な自分が混在していました。

そして試合は運良く2回勝つことができました。さすがにまぐれは3回も続かず、若くて勢いのある選手に負けてしまいましたが。
武道家を名乗る以上は、いつでもケンカができる度胸と技を備えておかなければならない。これが私の現在の座右の銘です。
でも、本当にケンカしたりはしませんけど。ケンカをする時は二つだけです。その二つが一生無ければ幸せな人生で、空手の稽古も必要なかったなということになるのでしょうが、人生、先は誰にも分かりません。やっぱり稽古は続けるべきです。
”剣(拳)は磨いて鞘の中”、です♪