年齢による特性

道場で子供に組手を指導する時、いつもより少し恐めに振舞うようにしています。ひょっとしたら大ケガになるかもしれない事をしているから、子供達に緊張感を持たせるためにです。

今日は上段廻し蹴りの受けを稽古しました。
私は生徒の顔を蹴ります。寸止めしません。ちんたら稽古していた子も、私に顔を蹴られると途端に真剣に取り組むようになり、あっという間に受け技を覚えてしまいます。
必要な事はすぐに覚えてしまうのが子供の凄い所です。

道場によっては、受けの形を覚えるまでは上段無し or 寸止めとしている所が多いのですが、私は最初に「受けなければ蹴られる=痛い」ということを体験させます。受けの基本稽古時も、各生徒の前に立って、どんどん突きを出します。うちの色帯は、私が目の前に立つともの凄く緊張します。なぜなら受けれなければ先生は上段だろうが中段だろうが、寸止めは絶対にせず、本当に突きを当てにくる事を知っているからです。

※ご父兄の方へ・・・当てると言っても、外傷やダメージが一切残らない当て方を熟知していますので心配なさらないでください(^_^;)

必要でない事は、大人も子供も身につきません。
必要な事も、大人は中々身につきませんが子供はあっという間に身につけてしまいます。
その特性を利用した指導を心がけています。
大人には東洋医学・西洋医学の理論を交えながらじっくり理屈から入っていきます。子供はバンバン突き蹴りを当てて必要性を実感させていきます。

話が変わりますが、今日、ゆうきが手紙をくれました。
一生懸命書いてくれた事が伝わってきて、凄く嬉しかったのですが、宛名が「からてのせんせいへ」となっていました。
どうやら彼は私の名前を知らないらしい・・・(-_-;)