「お金さえ払えば誰でも入会して下さい」という考えは全く持っていません。
私がしているのは「サービス業」ではありません。
「教育業」だと思って、日々の指導をしています。
そしてこの仕事に誇りを持っています。

入会希望者には、稽古開始前に、道場の特徴と教育方針、新極真会の理念、なぜ空手を習いたい(習わせたい)かを話し、そして聞くようにしています。
(時間の都合で出来ない事がちょくちょくあり辛いのですが…)

私は入会希望者に、堅苦しい表現でいうところの「面談」をしています。
そしてそれを重視しています。
その上で稽古を見学、または体験入門してもらいます。
当然、方針に合わない方の入会はご遠慮して頂きます。
なので、見学や体験に来られる方は、最低でも10分前には来て頂きたく思っております。
流派名やお金や通い安さだけで選ぶのではなく、中身を見て選んでほしい。
数ある武道の中で「空手」を。
そして「新極真会原内道場」を。
そこまでして選んでもらいたい。
そこまでして我が道場を選んでくれた方に、私はその希望に全力で応える指導をします。

入会しなかった人の話。

「挨拶の出来る子に…」
そう言っていた母親がいましたが、見学途中で私に会釈も挨拶も無しで出て行きました。何が気に入らなかったのか相当悩みましたが、今も分かりません…

「礼儀作法を身に付けさせたくて…」
細かくは書きませんが、子を持つ親とは思えない態度の悪さでした。

子は親の鏡です。
親が挨拶をしていないのに、なぜ子が挨拶をするのでしょう?
親が礼儀作法が全く出来ていないのに、その姿を見て育っている子が出来るはずがない。
上記のような方は、子供さんをお預かりしませんでした。
親が態度を改めないと、週に数回、短い時間だけ私が一生懸命教育しても無駄です。

話が変わりますが、今日は久々に体験入門者が来ました。
元気が良く挨拶もきちんと出来る子で、とても嬉しかったです。
しかし、今日は組手の日でした。
過去、組手を見学した子は誰も入門していません。
今日は組手をやめようかなと思いましたが、土曜に昇級審査という大事な行事を控えている子が数人いるため、予定通りの稽古を行ないました。
レベルの高い基本と移動。そして厳しめの組手。
1人の入会者を逃したのかもしれませんが、審査を受ける子の情熱に応える方が大切ですよね!
少し迷った自分が恥ずかしいですが、今日は良い指導が出来たと思っています。