柔軟

他流道場からうちに移って来た子に共通する、悪い「癖」があります。
真っ白な状態で習った技術というのは、そうそう抜けるモノではありません。
稽古の最初に準備運動をしますが、この準備運動は空手の動作に必要な体操であり、非常に重要なモノなのです。
ストレッチやラジオ体操のような準備体操とは全く違うモノです。
しかし、前述の子達は準備運動の段階から間違った動作を取っているので、当然基本動作も間違った動作を取ります。
そう教えられたのか、はたまた間違っているのに直してくれなかったのか。
どちらか分かりませんが、可愛そうでさえあります。
毎回、稽古の度に直しているのですが、中々修正できません。
どうやったら改善できるのか。私の悩みの一つです。

その事を逆に考えると、今のうちの道場生は私が最初の先生である人がほとんどなワケなので、私の指導法が今後の彼&彼女の成長を決めるといっても過言ではない事になります。
責任重大です。
難しい言葉になりすぎないよう、そして分かり安い指導をこれからも目指します!

そういえば、今日はジュニアクラスで開脚のストレッチを少し指導しました。
関節や筋や神経の話を交えながらになってしまうので、どうしても難しい話になってしまうのですが…
その難しいストレッチを完全に出来ていたのが、ゆうきでした。
柔軟性、筋力、バランスが整っていないと出来ないストレッチを教えたのですが、唯一人出来ていました。
やっぱり彼は天才です。
股関節をあそこまでうまく使える子は中々いません。
蹴りの重さの理由が分かりました。

りょうすけも静的ストレッチは抜群に素晴しいです。見事な180度開脚が出来ます。

「上手くなりたかったら柔軟を。
 強くなりたかったら筋トレを。」

昔、ある先生が言われていました。
上記の言葉が100%正しいかどうかはおいといて…

軟らかい体はケガも防げます。
稽古の前後や風呂上りなどにしっかりストレッチをして、軟らかい体を作って下さい。
開脚は正しい方法を知っていれば、努力次第で誰でも出来るようになります。
正しい方法は、道場で毎日教えています(^_-)-☆