特訓!

みなさん何となく気づいていたかと思いますが、今日の特訓は抜き打ちトーナメントでした。
前回と違い、より本番の試合に近づける為に、稽古前の整列や黙想も柔軟体操の指導も一切行いませんでした。
これは、いきなり試合に臨んでも体が動かないという経験をして欲しかったからです。

そして、トーナメントを2回行いました。
1回目は試合中や合間にアドバイスをたくさん送り、判定も技ありかそれに近い差が無い限り引き分けにして、延長戦を経験してもらいました。
延長戦が体力的にキツイのはもちろんですが、精神的にも非常にキツイのです。
「え~っ、俺の勝ちじゃないん!?まだやらないかんの~???」
という思考に陥りがちです。
そういう思いを持って延長戦に臨むのと、
「何が何でも絶対に勝ってやる!」と思って臨むのでは全く結果が変わってきます。
今日は心を鬼にして、延長戦を連発しました。

優勝者が決まったあと、約10分間の休憩を挟んで1回目と組み合わせを変えて、2回目のトーナメントを行いました。
今日見ていて、うちの子たちがトーナメントに慣れてきていることを感じました。
試合の順を間違った子はおらず、赤コーナーと白コーナーを間違う子もいませんでした。
成長の程が垣間見られて嬉しいです。

礼法の出来も全体的に良かったです。
しょっちゅう言っていますが、勝った時は大きな声で「オス!」と言って礼が出来るのに、負けたら大きな声を出すどころか礼すらしない子がたまに見られます。
大会会場で、うちの選手がそんなことをしていたら私は絶対に許しません。
今日はみんな礼法が良かったのですが、特に良かったのは、なおやとりゅうたでした。
なおやは構えにも凄く迫力がありました。
腰が安定し、技のキレやバリエーションも増していました。
和歌山大会の経験が彼を大きくしたようです。
そして、もうひとりのりゅうたです。
組手は強いのに礼法が出来ていないことでいつも私に叱られている彼ですが、今日は大きな声でしっかり出来ていました。
残念ながら勝ち星に恵まれませんでしたが、負けてもしっかり礼法を行っていました。
りゅうたも成長しましたね。
とても嬉しいです。
本番の大会当日、実力がしっかり発揮できることを願っています。

26日の中四国交流大会の日、幼年と小1は、もしかしたら一番大きなトロフィーを手にする子が出るかも…
私の淡い期待です☆