真似

またまた古傷が悪化してきました。
夏場でも悪化することはあるのですが、寒くなると悪化しやすくなります。
やっかいなのが、正座が出来なくなることです。
組手やトレーニングが出来なくなるのも辛いのですが、正座が出来ないと稽古指導の際、開始時と終了時の雰囲気が締まらなくなってしまうからです。
普段、子供達に正座の仕方をやかましく言っているのですが、その私が正座を正しくしないのは良くないと思い、痛みをこらえて無理して正座をするようにしています。
しかし、痛みでどうしても正座が出来ない時もあって、その時はバレないように少し形を崩して座っています。
そこで関心するのが、子供の「観察力」です。
私が片足を崩した変形の正座をしていると、その形そっくりの正座を真似している…
「これは真似せんでええんじゃ~」
「なんで~???」
「お前らは正座がちゃんとできるんやけん、ちゃんとせ~」
「せんせいと同じ正座がしたいよ~!」
「うるさい、黙ってやらんかぁ~!!」
という会話が稽古中に生まれます。

子供を指導する時、こちらがもう一つテンションが上がらないと、子供もテンションが上がらないように感じます。
こちらがやる気に溢れている時は、子供もついてきます。
「子は親の鏡」といいますが、「生徒は先生の鏡」とも言えると思います。
「他人を変えようと思ったら、まず自分から」ですね。