上々

板間の太田道場は、氷の上に立っているかのような寒さでした。
稽古前の一分鬼ごっこで体を温めても、あっという間に冷えてしまいます。
準備運動後、補強運動で体を温め直してからケンケン相撲をしました。
やはり相撲は体が温まります。
そしてやっと稽古へ。
日曜日の補習の際に、心では泣きつつも厳しく一刀両断して、ほとんどを不合格にした為か、みんな自宅で猛特訓してきたようでかなり上達していました。
特に、つかさが目覚しく進歩していました。
「つかさ、めちゃくちゃ上手くなっとるやん!!」
と言ったところ、
「うん、だって昨日泣きながらいっぱい練習したもん。」と。
こういう経験って大切ですよね。

「本人がやりたがらないから辞めさす。」
「個性を尊重することが大切。」

何か間違っていませんか?

「逃げれば済む。」

そういう経験を、幼小児期にさせて良いのでしょうか。
つかさの技が進歩したことも嬉しいですが、逃げずに戦った彼の精神的な成長が嬉しいです。
兄の、はるかコーチ、うまく教えたね!
偉い!