自分の体を自在に使う

今日はキッズでもジュニアでも、胴廻し回転蹴り(以下、「胴廻し」と省略します)を稽古しました。
「ウルトラCの技」と思われがちですが、私は誰でも出来る技だと思っています。
というか、「正しい胴廻し」というものが無いのが実際です。
よって、人それぞれの蹴り方が違います。
なぜ違うのかというと、人に習うのではなく、個人のセンスでマスターしていっているからです。
私も高校生の頃、胴廻しを使ってみたくなり、胴廻しがうまい選手の試合のビデオを見て研究しました。
試行錯誤の末、なんとか蹴れるようになりました。
改良を重ねること数回。
ある時の試合で、技ありを取ることができました。
その後、数回技ありを取れました。
かなり研究した技なので、思い入れがかなりある技なのです。

試合で胴廻しで技ありや一本を取る人は、天才的な人が多いです。
しかし、私は全く持って凡人です。
私が出来るようになったのは、研究しつつ段階を踏んで練習したからだと思います。
私は、「全く出来ない人を、最も効率良く出来るようにするマニュアル」を作っています。
今日教えただけで、こうだいとしゅんはそこそこ出来るようになりました。
しかし、ここから先がまだあります。
この先が難しいのですが。
諦めずに練習していれば、必ずマスターできます。
ただ、試合で下手に使うと、相手によけられて下段突きを極められると技ありを取られてしまいます。
かなり諸刃の剣です。

うちの道場で教えている胴廻しは、私のオリジナルの蹴り方です。
よって「これが絶対に正しい」というものではありません。
各自、自分が蹴りやすいように改良してもO.K.です。

今日聞いたのですが、今の小学校では跳び箱やマット運動をあまりしないらしいです。
理由は、授業数が少ないのと、子供がケガをしたらいけないからだとか。
そういえば、うちの道場に来ている子も前回りや後ろ回りが出来ない子が結構います。
うちの稽古では結構マット運動をさせるので、最初はできなかった子も、みるみる出来るようになっていきます。
今まで誰もケガしてません。
教育委員会の先生方、もう少し体育の授業内容を考えた方が良いのではないでしょうか?
子供はそんなに弱くないです。
温室で育てて良いのでしょうか?
マット運動は、全ての運動の基本だと思います。
自転車の乗り方と同じく、幼少の頃じゃないと中々マスターできないと思います。
今の子供は、恵まれているようで恵まれていないと感じます。