全四国大会のビデオを見て・1

しゅん

一回戦、開始後すぐにタイミングの良い前蹴りをもらう。
ジュニアルールだと、あれは本来ならば技ありになります。
しかし、そこから突きの連打で巻き返し、右上段廻し蹴りで立て続けに技ありを二本奪って合わせ一本勝ちでした。
二回戦は、相手が大きく後手に回る展開。
相手のステップワークによる出入りと、タイミングよく出される中段膝蹴りに対応できないまま終了。
次回の試合に向けて、しゅんが何が苦手かが良く分かる試合だったと思います。

じゅあん

型の部にて。
相手選手も軸がグラグラしており、極めももうひとつ。
80点といったところでした。
じゅあんの出だしは、いつもの稽古時の調子が良い時の動きができていました。
80点といったところ。
後半から集中力が切れ始めたのか、グダグダに…
最終、70点といったところ。
今後、集中力を持続させることができるように稽古してほしいです。
組手の部にて。
体に腕を密着させて受けを一切しない。
たまに単発の蹴りを返すといった流れ。
中盤、明らかに諦めの表情を見せるが、後半に踏ん張る。
上段が浅くヒットして、両手でガッツポーズ。
礼節を重んじる武道では、厳禁とされている行為です。
私がいつも口を酸っぱく言っていることです。
伝わっていないことが分かり、勝敗以前にそのことが非常に残念に思いました。
試合場を出る前に、歩きながらヘッドギアを外そうとする行為。
今まで何回注意されたでしょうか。
これも非常に残念でした。

かずま

相手が頭ひとつ大きい選手でした。
ここで「男」を見せてほしかったのですが…
私が見た限りでは、彼なりに良く頑張ったと思います。
次回、結果が伴う頑張りを見せて欲しいと思います。

まい

相手がとても試合慣れしており、多彩なコンビネーションと強い圧力で攻め立ててきました。
よく応戦していましたが、いかんせん経験の差が出たようです。
この経験をバネにしてほしいと思います。
素質は素晴らしいものを持っているのだから。