ケガについて

ケガについてですが、
重傷度は、打撲や捻挫<骨折
だと思っている方が多いのではないでしょうか。
大きな意味では正しいのですが、場合によっては捻挫の方が骨折より難治になる場合があります。
また、腫れについても腫れが大きい方が重症だと思っていないでしょうか?
足関節内(足首部)の骨折などは、ほとんど腫れないことがあります。
正しく治療をしないと、常に荷重の掛かる関節なので、重い後遺症が残る恐れがあります。
腫れていないから軽症、などと勝手に自己判断してはいけません。
私の場合、過去の浅はかな自己判断により瘢痕治癒してしまい、現在もその古傷に悩まされています。
ケガをしながらも、それを隠したり、我慢して稽古や試合を続けることで得られる強い精神力があると思います。
それは否定しません。
それこそが極真魂だと思います。
しかし、後遺症が残るようなことはあまり勧められません。
治療や応急処置までできなくても、ケガに対する知識はみなさん持っておいて欲しいと思います。
特に、指導者や子を持つ親には必須の知識だと思います。
「腫れと症状の重さは比例しない」こと。
「捻挫は骨折よりも難治になる場合がある」こと。
この二つは絶対に覚えておいてください。