二年生つづき

りょうすけ

彼の身体能力も素晴らしいです。
教えた技を覚えるのがとても早い。
そして、忘れるのも早い!
それは置いといて、今回の試合で、私が教えたことを最も忠実に行っていたのがりょうすけでした。
接近戦から、サイドステップで崩しての上段蹴り。
技ありは取ってもらえませんでしたが、見事に決まっていました。
試合後に、
「先生に教えてもらった技を使ってみたら決まった♪」
と嬉しそうに言いにきてくれたのですが、私も試合を見ていて凄く嬉しかったです。

突きから前蹴り。
とても上手でした。
応援の声援に乗ってだと思います。
彼の性格だと、応援が多いほど力を発揮すると思います。
そして、ガードが絞まったら中段廻し蹴り。
延長戦になっても絶対に最後の一秒まで諦めない。
負けた試合は、結局その対戦相手の子が優勝しました。
とても強い選手で、はっきり言ってりょうすけには荷が重過ぎました。
しかし、途中で泣くこともなく、最後の一秒まで倒れずに戦い抜きました。
成績は良くありませんでしたが、内容は百点だったと思います。

しゅん

初戦は楽勝でした。
しゅんの普段の熱心な稽古による実力の向上が見て取れました。
しかし二回戦。
同じ相手に三連敗でした。
どうやら彼とは縁があるようです。
主審をしていて思ったのが、技術的には差はありませんでした。
しかし、勝負に対する執着心が雲泥の差でした。
確かに相手は強い子でしたが、絶対に勝てない相手ではありません。
基本動作での左右バランスや、移動稽古で苦しくなった時に楽な方へ逃げてしまうことなどが改善されればと思います。
大阪大会時よりはかなり良くなっていました。

つかさ

先日の稽古時に言いましたが、うまくなろうと思って稽古しないと絶対にうまくなりません。
強くなろうと思わないと、絶対に強くなれません。
願いや想い・思いが強くないと、実現は不可能だと思います。
思った次は、どうすれば実現できるのかを考えなければなりません。
口パク基本稽古などをしていては…
先生はひとりでも声を出していない子がいたら分かります。
組手中、なぜ目をつぶってはいけないか。
頭を振ってはいけないか。
何度も説明しました。
稽古への取り組み方を考えてほしいです。
つかさが一勝を挙げたら、先生はもちろんお父さんもお母さんも大喜びです。