がんばる

水曜日のジュニアクラスは、稽古の最後に一分間の逆立ちをします。
最初は逆立ちすら一人もできなくて、私が無茶を言っているような雰囲気になっていました。
しかし、正しいフォームやコツなどを教えているうちに、どんどん逆立ちが出来る子が増えていき、今日は半数以上の子が一分間を完遂しました。
中でも、青帯のナオヤが今日初めて完遂しました。
お父さんが入門したことにより、一般部にも出るようになって、確実に技量が上がってきました。
逆立ちといった、基礎運動にもその成果が現れてきたのでしょう。
今後も、お父さんと一緒に頑張ってほしいです。

そんな水曜日なので、稽古前の子供たちは空手の技の自主トレよりも、逆立ちの練習をしている子が多いです。
一分の壁を破ることが、一つのステータスのようです。
今日の稽古前、たけるがセンスの良い倒立をしていたので、個別に「倒立前転」を教えてみました。
すると、回りで見ていた子たちも次々と倒立前転に挑戦し始めました。
「ひとりブレーンバスター(注:プロレスの技です)状態」
の子が続出し冷や冷やしましたが、何人かはそれなりに出来るようになっていました。

自ら進んで積極的に練習する子は、何においても習得が早いです。
勉強や、その他の習い事などもそうだと思います。
うちに来ている子は、積極的な子が多いので今後が楽しみです。

今日の一般クラスは、親子が二組ありました。
なんかいい感じです。
一生懸命頑張る父の姿は、たとえ上手くなくとも凄くかっこよく見えているはずです。
一生懸命になる事を、ダサいとかかっこ悪いなどと考える風潮があります。
とても悲しいことです。
親子で空手をする事で、頑張る事は素晴らしいという事を、子供に身をもって教える事が出来ます。
お父さん達の頑張る背中を見る事で、子供達が心を真っ直ぐに、そして素直に育ってくれたらと思います。
道場がそのお役に立てたら、こんなに嬉しいことはありません。
お父さん方、頑張ってください!