大技

太田道場は大きな鏡が前面と左面にあるので、自分のフォームをチェックしながら稽古するのに最適です。
今日は鏡を見ることを意識させた稽古をしました。
あえて、
「○○の△△ができてないぞ」
という指摘を極力しないようにして、正しい動作をみんなに質問しながら作っていくという指導をしました。

「三戦立ちの足はどんな形だったっけ?」
「カタカナのハの字です!」

「中段外受けの手の位置は?」
「正中線のすこし内側までです!」

クイズのようにして聞くと、子供たちは元気よく答えてくれます。
そして、答えたいので覚えも早いです。
ほとんどの子が質問にバッチリと回答してくれます。
しかし、その答えた通りの動作ができていない…
今日は、その差を埋めることに重点を置いた稽古でした。

結果的に、かなり良くなりました。
自分を見つめるというクセをつけてもらいたいと思います。

型稽古の後に、回転跳び回し蹴りを稽古しました。
ほとんどの子が初めて稽古する技でしたが、二段蹴りをマスターしている子は、この大技も習得が早かったです。
この技は使い勝手も良いので、ぜひマスターして組手の中でどんどん使える様にして下さい。

以前、ともやが茶帯取得を懸けた五人組手で、見事にこの技を決めて技ありを取りました。
スタミナも切れ始めた頃に、難度の高い大技をクリーンヒットさせたことで、場内大歓声でした。
それと同時に、弟のかずまが
「ちぇっ!」
と悪態をついていたことが昨日の事の様に思い出されます。