型の三要素というものがあります。
審査会の成績表に掲載されているので、色帯の方は目にしたことがあるはずです。

技の緩急、力の強弱、息の調節

この三つです。
実際にじっくり稽古していると、この三つでは足りないのかなと思うところもありますが、まずはこの三点を注意すべきと思います。
先月から月曜日の子供のクラスでは、撃塞(小)をじっくり稽古していますが、この型は型の三要素を練るのに最適な型ではないかと私は感じています。
順番はほぼマスターできたようなので、今日は三要素について厳しく指導しました。
基本がしっかり身についている子は、三要素を意識させるだけで格段に迫力が出るようになりました。

うちの道場は、他の道場とは稽古の流れが違います。
私の思うところがあって、あえて変えています。
元々が週一回しか稽古のできない同好会だったので、少ない稽古回数、短い稽古時間でいかに効率良く上達させるかを考えてのことでした。
そのときのノウハウを今も残しているのです。
しかし、月曜日の子供クラスだけは、伝統的な稽古の流れを守っています。
準備運動、基本・移動、型、組手、掃除という流れです。
準備運動から型までの全ての稽古が組手につながっていることが、より理解できると思います。

子供クラスの難易度ですが、
キッズ(水・土)<ジュニア(木)≦太田(火・金)=キッズ&ジュニア(月)<<ジュニア(水)<<<ジュニア(土)
という設定にしています。

幼年の子どもの保護者のみなさま。
キッズクラスの内容が物足りなくなってきたら、ぜひ月曜のキッズ&ジュニアに出席させてあげてください。
最初は稽古についていけなくて、後ろで見ていて可愛そうになるかもしれません。
しかし、子供の順応力は素晴らしいです。
あっという間についていけるようになります。
かわいい子には旅させよ、です。
難しい型も、ばっちり決めるようになります。