どこの空手道場でも、段級制度があります。
当道場も当然あります。

昇級昇段審査会を経て、級位や段位が認定されます。
当道場は、独自のシステムの「修了検定」(無料です)というものを設けています。
白帯から青帯までは、これをクリアせねば昇級審査の受審を認めません。
ちなみに、黄帯以上はありません。
稽古中の技や日頃の態度を見て、受審の許可を出します。

今日は抜き打ちで、模擬修了検定をしました。
残念ながら、白から青帯までの生徒では、合格者は一人もいませんでした。
抜き打ちだからと言うかもしれませんが、修了検定の科目はできて当たり前のものしかありません。
厳しいかもしれませんが、今の実力が分かったと思います。
この日曜日の修了検定を受けようと思っている生徒は、しっかり稽古に励んでください。
分からないことはドンドン質問に来てください。
先生や先輩は、こういう時にしっかり活用するように!

さて、話は少し変わります。

7級をもらう。

これは、7級の実力があるからではありません。
8級までの実力が完璧にあるから、8級は卒業ということで、7級が与えられるのです。

初段(黒帯)をもらうのも同様です。
茶帯は卒業だから、黒帯なのです。
黒帯の実力があるからではありません。
黒帯を締めて稽古することを許されただけです。
そして、稽古を積むことで、黒帯を締めるだけの実力をつけなければなりません。

黒帯からがスタートです。
だから、「一段」と言わずに「初段」といいます。

数ある空手道場で、新極真会は昇級も昇段も非常に難しいです。
その中でも、うちの道場は難しい方に入ると思います。
幸か不幸か(?)、皆さんはそんなところに入門してしまいました(笑)
冗談はさておき、残念に思わないで下さい。
難しいから値打ちがあるんです。
私は全員を黒帯にするべく指導に当たっています。
黒帯を取得する秘訣はただ一つです。

「道場に通い続けること。」

ウサギとカメの話では、最後に勝ったのはカメでした。
白帯や橙帯の頃の差なんて気にしなくて構いません。
日々の努力をコツコツ積み上げた者が最後は勝ちます。
頑張りましょう。