先輩後輩

修了検定受験者はいつもより少なかったですが、検定を受けない黄帯以上の先輩たちが、後輩たちのために多く出席してくれました。
後輩たちが理解の足りない部分を、先輩がマンツーマンで教えてくれたので伸びも速かったように思います。

先輩後輩の関係を嫌がる風潮があります。

先輩には敬語で喋らないといけないから。
会ったら挨拶をしないといけないから。

嫌がる人の理由は、おそらくこういう理由だと思います。

年長者に敬語を使うことも、挨拶をすることも、どちらも当たり前のことです。
敬語を使わない、挨拶をしない。
よって先輩に「ガツン」とやられる。
限度を超えたシゴキは絶対にいけませんが、教育という意味では、先輩の「ガツン」も必要だと思います。

先輩への礼節がしっかりしておれば、今日のように先輩ほど頼りになる人はいないと感じるはずです。
今日、もしも先輩が誰も道場に来ていなかったら、ほぼ全員が不合格だったのではないでしょうか。
また、自分の利益になるわけでもないのに、親身になって自分たち後輩に技を教えてくれた先輩たちに尊敬と憧れの情を抱いたと思います。

相性もあるようで、じゅあんが熱心にかずやに教えていました。
ウマが合うのか、かずやの動きが見る見るよくなっていきました。
教わっているかずやはもちろんですが、教えているじゅあんまで技術が向上しているように見えました。
じゅあんはああ見えて親分肌なので、後輩の面倒を見させた方が本人も伸びるようです。
これからもたくさんの後輩に教えて、じゅあん軍団を結成してほしいと思います。

なおやとしょうたの号令のかけ方が非常にうまくなっています。
というか、私そっくりになっています。
なおやの号令を聞いていて、自分の号令を聞いているような錯覚を覚えました。
なおやは型も私とよく似ています。
なんだか嬉しいですね。