寒さ対策

外はもちろん、稽古前の道場内も非常に寒かったです。
以前、子供のクラスは冬場の稽古の最初は「相撲」で体を暖めていましたが、最近は「寝技」に変えています。
「相撲」も良いのですが、窓ガラスにつっこんでしまいそうで危ないので、変わるものは無いかと思慮した結果、「寝技」となりました。

太田道場は板間なので1分鬼ごっこで暖めていますが、成合道場はマットなので何でもできます。
よって、夏から秋にかけては縄跳びをたくさんさせていましたが、冬場は縄跳びは学校でするだろうから、道場では「寝技」にしています。
うちの道場で言う「寝技」とは何かと言いますと、柔道とレスリングを足したようなモノです。
体を温めることが目的なので、技はあえてあまり教えずにやらせています。
袈裟固めとその返し方、縦四方固めとその返し方しか教えていないのですが、様々な技が繰り出されています。
ほとんど教えていないだけに、その子のセンスがとてもよく見えます。

うちの生徒の中で寝技のセンスが良いのが、ゆうきとマサキ(白帯)です。
ゆうきは幼稚園児ながらも、頭ひとつ大きな小学生にも勝ちます。
もちろん、幼年では敵無しです。
マサキは袈裟固めが非常に上手いです。

ゆうきは攻守が目まぐるしく入れ替わる戦い方で、常にアグレッシブに攻めて、最後に勝利するケースが多いです。
マサキは自分のパターンに持っていく戦い方が得意で、それに持ち込めない場合は苦戦していますが、ほとんどの子が袈裟固めに捕まってしまいます。
見ていると色々と技術を教えたくなってきますが、あまり口出ししないようにしています。
でも、レベルが上がってきた今、次回ぐらいから少し技を教えようかなと…

残念なことに、なおやとはるかが弱いです。
空手では楽に勝てる相手に、簡単に押さえ込まれたりしています。
もっと強くなってほしいと思います。
寝技が強くなったら、空手にも活きると思うのですが。