デビュー

今日の一般クラスは新入門者が二名と、二回目の稽古の方が一名いたので、準備運動を細かく説明しながら行いました。
たかが準備運動と思われるかもしれませんが、これから空手の技を習得していく上で、非常に重要な予備運動となります。
よって、新入門者がいる時は特にじっくり説明します。

準備運動だけでかなりの時間を使ってしまったのですが、初心者がいるので基本や移動の説明を少なくしてペースを上げるわけにはいきません。
というわけで、初心者のお三方には私が基本稽古をゆっくりと説明しながら指導し、全体の基本と移動は先日茶帯を取得した☆くんに指揮をお願いしました。
☆くんは、突然の指導員デビューでとても驚いていましたが、試合場に上がる時のような緊張感を背負いつつ、「押忍の精神」で皆の前に出て行きました。

途中、同じ茶帯ながら小学生のなおやにダメだしされる場面もありつつも、基本と移動を最後まで指導してくれました♪

上達の三段階の話をたまにしますが、覚えているでしょうか?

「知る」→「できる」→「他人に教えることができる」です。

茶帯を締めているということは、もう「できる」レベルには十分達しているはずです。
よってその次の、「教えることができる」レベルを目指してほしいと思います。
そういう意味もあって、茶帯取得者には他人に教える場面を多く設けるようにしています。

なおやには月曜日の子供のクラスで、準備運動の指導をしてもらっています。
最近、順番を忘れて詰まることも減ってきて、少し上達してきたように思います。
声も大きく出せるようになってきました。

教えることにより、学ぶことがたくさんあります。
私も日々、子供から大人まで、様々な年代の人に空手を教えながら、逆に色々なことを教えてもらってます。
茶帯を取得した彼らにもたくさんのことを学んで、後の人生を豊かにしてほしいと思っています。
そしていつかは一人で指導ができる「指導員」、そして「先生」と呼ばれることを目指してほしいと思います。