きっかけ

木曜日のジュニアクラスは、「テーマ練習」にしています。
正拳突きなら正拳突きしか行いません。
前屈の移動稽古なら、前屈の移動のみ。
この最近は、組手における技をひとつ選んで、二人組みでそれを稽古しています。

そのテーマ練習と並んで、前半の三分の一はマット運動をしています。
今日は「三点倒立からのブリッジ」を練習しました。
ともきがとてもセンスが良く、かなり早い段階でマスターしてしまいました。
他の子も続々とできるようになってきましたが、できるようになった子も成功率は低く、二~三回に一回成功するというものでした。
しかし、ともきだけは100%の確立で出来ていました。
組手が苦手で、他の稽古にも消極的な面を見せることがある彼ですが、マット運動後の今日の稽古には、活き活きとして取り組んでいました。
元々、運動センスの良さを感じていた子なので、何か良いきっかけがあれば化けるだろうと思っていました。
他にも、何かのきっかけによって変わりそうな子がたくさんいます。
今後も、それぞれの子に良い方向に変わる為のきっかけを与えられるよう指導していきたいと思います。
空手を好きになってほしいと思います。
そして、自分に自信を持ってもらいたいです。
自分自身を好きに、そして自分を生み育ててくれている両親へ感謝の気持ちを持ってもらいたいです。
強くて優しい人材の育成が、私の仕事だと思って日々指導に当たらせていただいています。
今日はともきのやる気を見て、非常に嬉しくなりました。