応援

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今日は建国記念日(祝日)ということで、道場はお休みになっています。
そういうわけで、夕食を本来の時間に家族と一緒に自宅で食べることができています。

テレビでアンパンマンがかかっていました。
月曜日のこの時間は、わが家では息子がアンパンマンを見ているそうです。
そうなのかと思いながら、なんとなく画面を見たり用事をしたりしていると、テレビから「マスオさん」の声が。
アンパンマンのはずなのに、いつの間にかサザエさんになってる!?
と思ってテレビに目をやると、ジャムおじさんが喋っていました。
ジャムおじさんとマスオさんって、同じ声優さんだったんですね。
どうでもいいことですが、新鮮な発見でした。

昨日の練習試合ですが、どの選手もよく頑張っていました。
応援のみなさんも、大きな声で応援できていました。

応援について、少し考えてもらわないといけないなと思うことがあります。

「応援」と「野次」の違いです。

空手の試合は展開速度が速く、その場その場に応じた素早い状況判断が求められます。
人間なので必ずしも正しい判断ができるわけもなく、判断ができたとしてもその時のスタミナやダメージにより、判断通りに体が動かない場合があります。

組手の試合は、怖く、痛く、そして苦しいものです。
考えてみてください。
目の前に、自分に対して全力で突きや蹴りを放ってくる人間が立っているのです。
応援の人は、そのような場面に立っている選手が、自信を持って実力を発揮できるよう、勇気付けてあげることが最大の仕事だと思います。
そして試合中の速い展開の中で、選手が正しい判断をできるようアドバイスできれば、尚、好ましいです。
実際、これは慣れないとかなり難しいと思います。

選手自身が、試合中の判断ミスによって不利な体制になった場合、次の手立てを一緒に考えてあげなければなりません。
逆に、判断ミスを責めるようなことを大声で言われたら、戦っている選手はどのような気持ちになるでしょうか。

失敗を恐れて、動きは益々小さくなります。
自信を失い、消極的になります。

応援する人が、戦っている人を精神的に追い詰めてしまっては、応援者の存在理由が全くありません。
はっきり言って、いない方がマシです。

私から見て野次を飛ばしていると感じる人も、本人は応援のつもりなのだと思います。
明確な野次であればその場で注意しますが、そうではない場合が難しいです。
心当たりのある人、よく考えてみてください。