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ブログとは、日記のようなものです。
通常の日記と違うことは、他人に見られることを前提に書いていることです。
このブログは、道場の日常的なことを真面目に書いたり、面白おかしく書いたり、道場生・保護者へのお知らせだったり、私的な雑文などを書いています。
見られることを前提としていますが、誰に見られるかもある程度想定しています。
ずばり、道場生・保護者、道場関係者です。
しかし、そうではない人も見ているようです。
どこからでも見ることができるので、当然と言えば当然なのですけど。

その一人に、私の同級生がいます。
先日、大学時代の友人から電話が掛かってきました。
もう何年も連絡を取っていなかった友人です。
大変失礼なのですが、声を聞いても誰か分かりませんでした。
入門の問い合わせかと思い、そのような対処をしていたら…

友人「○○です。覚えていますか???」
私「・・・。あっ!!」

何故だか知りませんが、ここ数年、私のことが気になっていたそうです。
ネットで私の名前を検索したら、道場のホームページに行き着き、そして電話してみた、と。
小一時間話しをしましたが、お互い生活環境がガラッと変わっており、時の流れを感じました。
学生時代、よく会っていた友人でした。
ちょっとばかり忙しいのを理由に、音信を絶っていたことを申し訳なく思います。
そして、連絡をくれたことに感謝しています。

先日、大学時代に福岡で共に稽古したことのある仲間が私の道場に入門してきました。
東道場の看板を見て、彼が今住んでいる家の近くに私の道場が出来たことを知ったそうです。
ネットで検索し、電話してきたとのことでした。
今日が再入門後、最初の本格的な稽古でした。
体力的な衰えはあるものの、昔習得した技は体がしっかり覚えているようでした。

「ネットで検索」できる。
少し前には考えられなかったことです。
非常に便利です。
音信不通になっていた友人と会話できたり、十年以上ぶりに共に稽古ができたり。

ITというと、通常は人情を無視したものだったりしますが、今回はネット社会になったことで、昔の親交を復活させることができました。
便利な世の中になりました。
ネット社会の悪い面がテレビのニュースなどで取り上げられていますが、本来は悪用するために発達したのではないのです。

包丁は、料理人が持てば料理を作る道具になりますが、
銀行強盗に行こうと思っている人が持てば、それは人を脅す道具に成り果ててしまいます。

子供たちもインターネットを使っている、または今後は確実に使う日が来ると思います。
その際に、ツールのひとつとして、正しく利用してほしいと思います。