試し割り

当道場の小学生以下の生徒には、出席カードを配布しています。
稽古に来る毎に、シールが一枚貰えます。
カード一冊分のシールが溜まると、杉板の試し割りができるシステムになっています。

今日、東道場で初の試し割りがありました。
初めて見る子供が数名おり、興味津々で見ていました。
結果は、二人が挑戦して、一人が一発で見事に真ん中で割り、もう一名は割れずに失敗してしまいました。
割れた子の技は、利き手と逆の正拳突きでしたが、立ち方もスピードも打ち抜き加減も、全てが非常に良いものでした。
反対に割れなかった子は、素人目からも分かるぐらい、立ち方もスピードも打ち抜きも全てが良くありませんでした。

今日始めて試し割りを見た子供たちは、成功例と失敗例を見れたため、とても勉強になったのではないでしょうか。
失敗した子には悪いですが。

残念な結果に終わってしまったキミ!
次回は絶対に一発で割ろうな!!

追記。
試し割りの練習の仕方を教えてください、という方がたまにいます。
結論から言いますと、杉板割りくらいなら、練習は全く必要ありません。
基本稽古時に、最大出力を上げるためにはどうすれば良いかを考えながらすれば十分です。
基本稽古の上手い子は試し割りも上手いです。
基本を適当に流して、家でクッションや枕などを板に見立てて手刀でいくら叩いても練習になりません。
基本が一番大切です。