今月号は、第40回全日本大会の直前特集号ということで、出場選手のインタビューが多く掲載されています。
実力の高い有名選手がどのような考えを持って稽古や試合に臨んでいるのか、
新人選手はどのような心境で挑戦するのか、
ぜひご一読をお勧めします。
そんな中、今月は親と子の関わりについての記事が二つありました。
一つはマンガの中。
もう一つは山本師範のコラムにて。
どちらも私が常日頃から言っていること、思っていることでした。
発売中の記事なので詳しく書く事は出来ませんが。
どんな親も子育ては初心者。
親も子供と一緒に成長していくもの。
親も成長過程だから、時には失敗もし間違いを犯すこともある。
子育て中に迷いや悩みがあるのは、子育てに真剣な証。
失敗は成功の元。
子育てに正解はない。
そして、子育てに本当の意味の失敗なんてない。
子を育てるのは親。
しかし、親が子に教えられることが多いのも事実。
互いが互いを成長させる。
子供は自分のコピーや所有物ではない。
人格を持った「ひとりの人間」です。
大人のミニチュアでもない。
「こども」です。
体だけでなく、心も弱く小さなもの。
ウソをつくこともあろうし、望んだ結果が得られないこともあるだろうし、楽な方に逃げることもある。
なぜなら、「人間」だから。
子供にとって、親は一番のサポーターです。
過干渉も無干渉もよくない。
親は「木に立って見る」ぐらいが丁度良いと思っています。
私のブログですから、私の意見を書きます。
私の道場ですから、私の空手道を指導します。
私の考える空手道は、単に突き蹴りだけを磨くものではありません。
礼節、精神修養、和合、尊敬、感謝、忍耐の全てを含みます。
過干渉したい、無干渉でありたいと思う方は私の道場では合わないと思います。
しかし、自分の考え方が間違っていたと思うなら、考えを改めて下されば幸いに思います。
子育てに真剣だからこそ色々と悩み、思案する。
そして子供と共に成長できた。
素晴しいことじゃないですか。
子供がいなかったら、子供が空手をしていなかったら、そのことに気付くことは無かったのかもしれません。
「気付き、そして成長する。」
人生はこれの繰り返しなんではないでしょうか。
外界との交流を閉ざしてしまったら、気付くことは大きく減るでしょう。
見えるものも見えなくなるかもしれません。
新極真会香川原内道場は、
「切り捨てる道場」ではありません。
「人を育てる道場」です。