うちの道場のある子が、学校で同級生に前蹴りをしてノバしてしまった、というお話を保護者の方からお聞きしました。
保護者の方は大変困惑されており、どのように対処したら良いのものか???という状態でした。
詳しく話を聞いてみると、実はそのうちの道場生はいつもその子にイジメられており、毎日のように泣かされていたとのこと。
しかし先日、いつものようにちょっかいを出してきた相手に反撃を試み、返り討ちにしたというのが真相だそうです。
保護者の方は大変困惑されており、どのように対処したら良いのものか???という状態でした。
詳しく話を聞いてみると、実はそのうちの道場生はいつもその子にイジメられており、毎日のように泣かされていたとのこと。
しかし先日、いつものようにちょっかいを出してきた相手に反撃を試み、返り討ちにしたというのが真相だそうです。
そのうちの道場生がしたことは間違っているのでしょうか?
100%正しいとは言いませんが、いつもやられている相手に立ち向かうのにはもの凄く勇気がいったと思います。
誰も助けてくれない。
自分で何とかする!
本人は決断したのでしょう。
もし前蹴りが効かなかったら、いつもよりもっとこっぴどくやられていたかもしれません。
私が本人に対して、「よく頑張った!」と褒めることはできませんが、勇気ある行動だったと思います。
でも、今日道場では道場の外で空手の技を使ったということで一応叱りましたが…
マスコミの報道によると、イジメを苦に自ら命を絶ってしまう若者が毎年たくさんいるようです。
その子たちが、ほんの少しの勇気を持てたら…
イジメに悩んでいる人がいたら、ぜひ近くの道場に行くことをお勧めします。
空手道の稽古は、突きや受け、そして蹴りを主に学びます。
見る人が見たら、単に「暴力」の訓練をしているように見えるかもしれません。
しかし、道場訓や普段先生が説いていることは「非暴力」です。
「暴力を教えて非暴力を説く。」
幼い子供には難解だと思います。
勇気を持った強い人間になってほしい。
そして、誰よりもやさしい人間になってほしい。
「つよくなれ、やさしくあれ。」
これからもこの教えは続けていきます。
今回の件について、みなさまはどう思われますか?
※おまけ※
極真の昔の機関誌「月刊パワー空手」に、故大山倍達総裁に質問できるコーナーがありました。
Q(読者).イジメられて悩んでいます。どうしたら良いでしょうか?
A(総裁).そんなもの、一発叩いてノバしてしまいなさい!!!!
総裁のご回答が痛快なコーナーで、私は大好きでした☆