ショック

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大会のことを書こうと思っていたのですが…

毎回、うちの試合の後、辞める生徒がいます。

うちの試合とは、香川交流大会と支部内練習試合のことです。

今回は居ないかと思っていたのですが…

いました。

「昨日、負けたから辞めさす。

 子供ももうイヤだと言っている。 

 うちの子には向いていない。」

どれだけ稽古したのでしょう?

私から見たら、三年生になってもキッズクラスから卒業できず、親も
「ジュニアクラスに行ってついていけなかったら可愛そうなので」
と言ってキッズクラスに来させている過保護な子にしか思えなかったのですが。

三年生にもなれば、ジュニアの選手稽古をバリバリやりこんだ子や、うちで言えば朝練でみっちり鍛え上げた子もいます。
キッズクラスの稽古で、試合で結果を求める方が無理な話です。

「三回も試合に出たけど、全部一回戦負けだったから才能が無い。」

私に言わせれば、「たった三回」です。

一回戦を勝てるのは半数です。
50%です。
二回戦を勝てるのは更に半分の25%です。
75%が一・二回戦で負けるワケです。
約8割です。

勝てない方が「普通」なのです。

そして、自分の試合が終わったら、とっとと先に帰る。

他の勝ち残っている友達の応援もしなければ、
上位に入賞する強い選手の勝ち方も見ず、
私や先輩に挨拶も無く。

なんで勝てるようにならないのか?

先に帰るからです。

友達の応援をしないから、

客観的に試合を見ることが出来るようにならないし、

そして、試合の勝ち方が分からないんです。

上位に入る選手の、試合や試合前後の過ごし方を見ていない。
だから、勝ち上がる選手と、すぐに負ける自分との差が一体何なのかがいつまで経っても分からないんです。

私は、道場で選手クラス以外は、最強の競技選手を作るような稽古指導はしていないし、そのような意識もありません。
試合で勝ちたい(勝たせたい)なら、選手クラスに出て(出させて)下さい。

開会式では、挨拶・礼の話をさせていただきました。

閉会式では、負けたところから這い上がる気持ちで前に進むという、空手の稽古で本来身に付けるべき精神性のことを話させていただきました。

開会式では話を聞いておらず、

閉会式の前には帰っていた人には伝わっていない…

本当はその人たちに一番伝えたいことなのですが…

選手、道場生のみならず、保護者の皆さまにも聞いてほしくお話させていただきました。
私より年配の保護者の方も大勢いらっしゃり、無礼かと存じましたがご容赦下さいませ。

会場で、私に挨拶に来ない生徒が少しいました。
その子達の親も挨拶に来ませんでした。
すぐ近くで私が仕事をしていても、寄っても来ませんでした。
私が寄って行き、挨拶をしてもまともな(私基準ですが)挨拶が返ってきませんでした。

個人批判をしたいのではありません。

我が子に愛情があるのなら、

我が子に少しでも良い人生を歩ませたいなら、

親から変わらないと、と思います。

親がきちんとしても、子がきちんとするとは限らないだろ!

と言われるかもしれません。

確かにその通りです。

でも、親がしていないことは、その家庭で習慣化されません。

よって、子ができるようになるはずがありません。

挨拶に来ない子は、挨拶の必要性を分かっていないのです。

親がしていないから。

その子が数年したら大人になり、社会に出ます。

挨拶の仕方を知らないで…

道場で毎日、頑張ることと努力すること、そして心を尽くすことを教えているつもりです。
突き蹴りだけを教えているつもりは全くありません。

今後も変わることはありません。