香川交流大会での問題点をひとつ。

いつも運営サイドのことを書いていましたが、今日は選手サイドについてです。

私から見て、明らかにウォーミングアップ不足の人がいました。

「もっとアップをしとかないと」
と声かけした選手もいますが、その選手たちの多くは、

何を

どのくらい

すればよいのか分からないのかと思います。

少し前に、当道場の技術体系の変更(審査科目の再考)を書きましたが、それがこれに繋がります。

稽古に、「型」というものがあります。

同様に、組手技術の「型」も作ろうかと思うのです。
こちらの「型」は、いわゆる「型」のように、自己流のアレンジをしてはいけないものではなく、大まかな流れを限定したものです。

意味が分かりにくいかもしれません…

簡単に言うと、

「ミットの型」

   と

「対人の型」を作ろうかと。

例えば、三連打の連続技をするとします。

‘佑突き突き
突き突き蹴り
F佑蹴り蹴り
て佑蹴り突き
ソ海蠧佑蹴り
蹴り蹴り突き
Ы海蟒海蟒海
┰海蠧佑突き

の8パターンが考えられます。

それぞれ、

突きをストレート、フック、アッパー、打ち下ろし…

蹴りはもっと多彩です。

もの凄くたくさんのコンビネーションが作れます。

なので、三連打は上記8パターンで、内容は各自が自由にアレンジして良いものとして構成する。

四連打になるともっと増えます。
五連打になるともっともっと増えます。

提案的な連続技を提示し、各自が自分に合った連続技を作っていくというものです。

対人の型も同様で、

いわゆる、受け返しの、

相手が攻めてきた技への返し技。(後の先)

先手を取る技。(先)

先手の更に先手を取る技。(先の先)

クロスカウンター。(対の先)

の4パターンを各技に対して構築する。
もちろん、個々のアレンジは可。

稽古でするだけではみんな真剣にしないと思うので、審査科目に入れる。

こうしておくと試合前のアップの時に、
「ミットの型や対人の型をしなさい」と指示すれば話は済むワケです。
今回のように自分の支部が主催の大会で、先生たちが運営に携わっていて、生徒たちのアップを見てあげられなくても大丈夫☆

良いシステムだと思いませんか?

もちろん、今までも同様のことを稽古していたのですが、ミットでの打ち込みとか、スパーリングに入る前の段階としての受け返しをしていました。
これを一律のものとして、審査科目の中に組み入れたらもっと技術が向上するのではないかと思います。

今日は久々に空手技術の話でした。