このところ、毎日体験入会や見学の方が見えます。
ほとんどが道場生の紹介だそうで、みなさんご紹介ありがとうございます。
それに伴い、クラスの移行をオススメ中です。
キッズビギナークラスでオレンジ帯を取得できた子は、春からはキッズクラスへ移ってほしいと思います。
同様に、キッズクラスで青帯を取得できた子はジュニアクラスへ。
試合で結果を出したいと思う子も、キッズからジュニアに移って下さい。
お山の大将をしていると気分が良いモノです。
中々山を下りられなくなります。
キッズクラスでお山の大将だった子が、ジュニアクラスに行くと一番の下っ端になります。
組手では、キッズでは無敵だったのにジュニアでは誰一人として勝てる、いや互角に戦える相手すらいません。
基本の進め方も違うし、移動稽古で習う技数も全然違います。
型も遥かに難度の高いモノを学びます。
ここでしっかり頑張れる子は強くなります。
しかし、残念ながらキッズクラスに逆戻りしてしまう子がいたりします…
「ボクが習ってないことを稽古するから」 ← これから習うのです
「難しすぎて分らんから」 ← それを理解できるように稽古するのです
そのような事を親に言っているようです。
お母さんが、
「うちの子が、~~~と言っているのでキッズに戻っても良いですか?」
と言ってこられます。
「ジュニアでは組手が怖いので辞めたいと言っている」とか、
ひどい場合だと、
「組手ではうちの子が勝てる相手とだけ対戦させてほしい」
と言ってきたお母さんもいました。
その子たちは、キッズの中では組手で強く、年下の子たちにバンバン技を打ち込んでいたのですが★
自分より圧倒的に弱い子にはめっぽう強く、強い子には戦意すら見せない…
めちゃくちゃ卑怯で弱いです。
そんな子こそ、武道を学ぶことで精神を叩き直さないといけません。
そのような場合、
「引きずってでも連れてきてください」と親御さんに言っています。
実際に引きずって連れて来られた方はいませんが、うまく移行できた子は人間的に大きく成長しました。
私と話をして、理解していただけた親御さんもいます。
残念ながら、ご理解戴けずに退会していった子もたくさんいます。
親が弱い場合、子はもっとずる賢くなります。
熱が出た、嘔吐した…
子供は「意思の力」で「病態」を作ります。
大抵の親は子に負けてしまいます。
「病は気から」と言いますが、気の力で自ら病気を作るんです。
本当は、その気の力をもっと良い方向に向ければ良いのですが…
「嫌がることを無理やりさせるのは…」
そんな事を言われた方もいました。
道場では、
ルールを守ること、
一生懸命がんばること、
心を尽くすこと、を要求されます。
技の上手い下手、強い弱いで怒られることはありません。
で、稽古を嫌がるって???
甘やかしすぎ以外に何が考えられますか?
親の役割は何でしょう?
一言で言うと、
「子が将来、一人でも生きていけるように育てる(教育する)こと」
だと思います。
「嫌な事からは逃げれば良い」と教えたいのならそれで良いでしょう。
私は我が子にはそんなことは絶対に教えません。
我が子同然だと思っている道場生にも、そのようには絶対に教えません。
空手の稽古を通じて、後の人生で困らないように、私が教えることが出来ることの全てを教えています。
ひとつ上のクラスに変わることで、今まで喜んで道場に行っていたのに、行きたくないと言い出すかもしれません。
そのような変化が見えた場合、遠慮なくご相談下さい。
一緒に解決できる手立てを考えたいと思います。
そして、自立心を育て、真の意味で強い人間になれるよう指導します。
※当道場では原則見学を禁止していませんが、後ろで親御さんが見ているうちは真の自立心は育めません。 なるべく見学はお控え下さい。