春季審査での、上級(緑帯以上)受審許可者を少し前から掲示しています。
おそらく、みなさんもうご覧になっていると思います。
おそらく、みなさんもうご覧になっていると思います。
その中の子のある保護者の方が、
「えっ!? うちの子がいいんですか???」
と言われておりました。
帯とは、世間一般に「強さ・上手さ」を示す指標かと思います。
そして、その中の「強さ」とは、組手の強さを指している場合が多いです。
しかし、ただ単に腕っ節の強さだけを言うものではないと私は考えます。
ひとつの事を継続するという、「辛抱する」強さ。
これも立派な「強さ」です。
週2~3回の稽古を数年継続し、合間での合同稽古にも熱心に参加し、試合にも積極的に出場している。
十分「強い」です。
努力しても、試合での結果は伴わないかもしれません。
体が小さかったり、体重が軽かったりしたら、試合で安定した成績を残すことは難しいでしょう。
そのような人は黒帯を締めることはできないのでしょうか?
それではいけないと私は思います。
努力の成果を示すものが「帯」ではないでしょうか。
黒帯(くろおび)の語源は、
玄人(くろうと・プロフェッショナル)の帯ということと、
苦労(くろう)をたくさん積み重ねた人の帯、ということだと昔に聞いたことがあります。
その帯に、新極真会では「金色の筋の刺繍」が入ります。
金筋(きんすじ)を逆にすると筋金(すじがね)です。
黒帯とは、「筋金入りの人間である」という意味から、新極真会では金筋が入った黒帯を採用しています。
もちろん、継続して努力していれば実力も付いてきます。
筋金入りの人間の証である、「黒帯」を目指して頑張って下さい!
継続は力なり、です。