カラー

子供のクラス。

成合本部、高松東、丸亀の三道場を比較。

不思議なもので、

同じ人(私)が、同じようなことを教えているのに、

なぜか、

明確な「カラー」の違いがあります。

成合は歴史的に一番古いということもあり、上級者が多く在籍しています。
また、基礎体力・運動能力に優れた子が多くおり、組手が強い子が多いのが最大の特徴です。
型については両極端で、大会で上位入賞の常連か、型そのものが苦手、という子にはっきり分かれます。
これについては、朝練で体力向上を行っていることや、選手クラス、型クラスがあることが原因でしょう。
朝練組は、学校でズバ抜けた体力を見せているようですし、
選手クラス組は、試合で好成績を残していますし、
型クラス組は、小学生でも五十四歩までできます。

高松東の子は集中力の高い子が多く、私の話をしっかり聞いている子が多いです。
型も組手もバランスよく上達している子が多く、まだ大きな大会では結果を出せていないけれど、今後に期待大です。
また、自分の足で道場に通ってきている子がかなり多くいるのも特徴です。
そして最大の特徴は、道場が東京23区内の道場かと思うぐらい狭いことです。

丸亀は週一回しか稽古が無いので習得がゆっくりです。
そして、
右と左の区別がついていない子が多い(多かった)…
稽古中に私の話を聞いていない子が多い(多かった)…
正座すらできない子が多い(多かった)…
何より、信じられないくらい運動能力の低いと思われる子が多い(多かった)…

前々から悩んでいたのですが、なんとなく答えが見つかったような気がします。

狭いトコは集中しやすい。

反対に、広いトコは集中するのが難しい。

ではないでしょうか?

東道場の稽古は、どのクラスももの凄い集中力と熱気です。
あの狭い道場から、なぜ型の競技選手がたくさん輩出できているのか?
狭いと型の稽古はしにくいように思います。
しかし逆に、道場が狭いからこそ注意力が上がり、型が上達するのです。

丸亀はフィットネスクラブのスタジオなので、とても広く、そして気が散る要因がもの凄くたくさんあります。
そのひとつが、前と横と斜め上にある鏡です。
また、以前は保護者のスタジオ内での見学を許していたので、鏡に映る自分、お母さん、ジムでトレーニングしている人など、気になる人がたくさんなのです。
丸亀の子の能力が低いのではなく、環境が良すぎて(冷暖房完備で、受付ではお客様として扱ってもらえます。靴を揃えていなくても、受付のお姉さんが直してくれてるようです。)誘惑が多いから、結果的に私の話を聞けない、お手本を見れないのでしょう。

さて、どうしたものか…★

まずは靴の揃えから「鬼」になりましょうかね…