東道場の子たちが、目を輝かせて稽古に来てくれます。
土曜日の朝稽古はキツイです。
みんな知ってます。
でも、逃げずに来るんです。
それだけでみんなの心は確実に強くなっています。
今日はまずお話。
今朝、稽古に来ていた子のほぼ全員が、先週の中国交流大会で一回戦で負けました。
そのみんなに問いました。
「なんで一回戦で負けたと思う?
それは、おまえらが弱いからじゃ!!」
スクールウォーズの山下真治のような、強烈な「喝」を入れて稽古開始☆
「強くなりたい!!」
「勝ちたい!!」
そんな、魂の叫びが聞こえてくるような90分の稽古でした。
私は、本心では試合の勝ち負けなんてどうでもいいと思っています。
でも、試合を通じて得られる尊いものも知っています。
目指すはナンバーワンです。
一位を目指さない人間が、なぜ二位や三位になれるでしょうか?
最大に努力した結果が二位だった。
素晴らしい二位だと思います。
精一杯頑張ったけど、順位のつかない結果で終わった。
素晴らしいオンリーワンだと思います。
大切なことは、ナンバーワンを目指して精一杯頑張ることです。
「今時の子供は」なんて言葉をよく耳にしますが、子供は今も昔も変わっていないと思います。
周辺を取り巻く、大人が変わっているのではないでしょうか。
そんな午前クラス、ものすごい熱気とやる気に満ちて終了しました。
で、ここで終わらない。
午前クラスに来ていた子が、夕方からの成合道場のジュニア選手クラスにも来ているのです。
朝、あれだけ稽古したのにまだやるんです。
凄いです。
ただ、親御様に注意してほしいことがあります。
子供は、やはり子供です。
骨も筋肉も心も、大人とは違います。
子供は大人のミニチュア版ではないんです。
手根骨や足根骨の数が大人と同数になるのは、六年生ぐらいです。
それまでは骨の数すら違うんです。
当然、筋肉や骨の強度も違います。
内臓の強さも然りです。
練習をすればするほど強くなるというものではありません。
もちろん、出来る範囲でたくさんやった方が良いです。
でも、適量・限度というものがあります。
関節痛を訴えていませんか?
身長の伸びが極端に減っていませんか?
性格が暗くなったなど、精神的な面での悪い変化は見られませんか?
そのような場合、オーバーワークが疑われます。
子供は、親の期待に応えようと精一杯頑張っています。
赤信号になる前に、黄信号の時に気付いてあげてほしいと思います。
(ずる休みかどうかの見極めが難しいとは思いますが…)