道場にお子さんを預ける際に、
「礼儀というものを教えてやってほしい」
とおっしゃる保護者の方が多いです。
そんなものは親が教えるべき、という意見もたまに耳にします。
実際問題、「礼儀」を教えるのって難しいです。
そして、親が我が子に教えるとなると、もっと難しかったりします。
しかし、武道の世界では当たり前に教えることができます。
先生や先輩と言った、圧倒的に自分よりも強い人に様々な事を習います。
強さは畏怖にもなりますが、尊敬の対象になりますし、憧れを伴った、素直な気持ちにもなります。
ですから、素直に心を開くことができます。
厳しい修行の過程で、
「礼」と「敬」
そして、
「恥」を学びます。
私が小学生の頃の道徳の教科書に、こんな話がありました。
なぜか、この話だけもの凄く記憶に残っています。
要約すると、
野球の試合で、監督から送りバントのサインがでた。
しかし、自分は打ちたい。
監督の指示を無視してフルスイングしたらホームランになった。
そのホームランにより、自分のチームを勝ちに導いた。
しかし、次の試合から自分はメンバーから外された。
僕の何が悪かったのだろう?
そのような内容でした。
いま風に言うと、上記の彼はKYなヤツです☆
空手道場の場合。
道場がたくさん増えた昨今。
KY行動をして注意された方が、
「師範がおかしい!
近所の道場に移籍する!!」ってなるケースが★
何が恥ずかしいことなのか?
稽古を積み重ねるうちに、感じる力が向上します。
その「感じる力」は、空手だけでなく、今後の人生に於いてどんなことにも応用が利くようになります。
高校や大学の先輩後輩関係でも。
就職してからの上司や同僚、取引先企業の方とも。
女の子であれば、嫁ぎ先のお姑さんとの関係でも♪
子供のうちから、「感じる力」をしっかり磨いておきましょうね☆