元祖

今日も朝練からスタート。
昨日は短い距離で色々な限定ランから始め、
ビッグミットと補強トレーニングで心肺機能と精神を練って、
移動稽古へと。
そして今日は、真反対のメニューを。
長距離走から始め、高負荷のダッシュ系のランから。
道場に戻ってからは、対人練習中心で。
内容は、レスリング・ボクシング・空手の組手へと。
各種のスパーリング後、
また走りに出て、残りの力を全て出し切って終了♪
技術稽古は、同じことをコツコツと継続する事が何よりも大切です。
その動作に慣れ切ってしまうことで、その技術が熟練していくワケです。
しかし、
トレーニングは、慣れてしまっては効果が半減します。
ですので、
連日稽古する場合、日々変化をつける事が大切になってきます。
空手道場なのに、なぜレスリングの稽古やボクシングの稽古をするのか?
それは、実戦を考えれば必要な稽古だからです。
型稽古だけでは、組技や上段突きの攻防は学びきれません。
そして、
レスリングなどの組技の稽古は、
打撃系の稽古やウエイトトレーニングなどでは感じる事が出来ない、筋肉や心肺機能への刺激があります。
ボクシングの稽古は、間合いの意識や反応速度の稽古に最適です。
空手以外の稽古をしますと、
技術だけではなく、
筋肉、神経、心肺機能に様々な角度から刺激を与えることが出来ます☆
で、
レスリング、ボクシング、空手の稽古をしますと、
一番苦しいのは空手だと言う事が良く分かります★
苦しいだけでなく、一番痛いのも空手です★
ということですので、
心と身体を鍛えるのに、空手が一番最適だと言う事が良く分かります☆
レスリングをしていると、打撃が全くない事を前提としている動きになっていきます。
ボクシングをしていると、手に大きなグローブをはめて、蹴りが無い事を前提としている動きになっていきます。
競技空手だけをしていると、上段への手技や投げや掴みがない事を前提とした動きになっていきます…
私が約30年前に入門した時、
サポーター無しの組手だったし、投げや顔面への手技の攻防も習えたし、
何より試合中心の稽古体系ではありませんでした。
ミットでのスタミナ練習と、中段突きとローキックが主体のスパーリングが主な稽古だったら、
私が空手にハマる事は無かったと思います。
いま、総合格闘技なるものがありますが、
私は、空手こそが元祖・総合格闘技だと思っています。
もちろん、競技を否定するのではありません。
競技選手の育成も、今年は今まで以上に力を入れていきます。
5月のJFKO全日本大会に、多くの選手を挑戦させたいと思っています☆
ゼネラルクラスの稽古内容ですが、
今までもですが、今年はもっと原点回帰していきたいと考えています。
みなさんの人生が、さらに豊かになっていく事を願って。