研究の成果は?

この最近、ずっと研究してきた事があります。
それを本日の稽古にて指導してみました。
ジュニアクラスでは効果覿面でした。
が、
ゼネラルクラスではイマイチで★
ゼネラルの方は、難しい所まで進み過ぎたようです…
私が何日もかけて稽古してきた事を、今日一日で紹介したからでしょうか。
ジュニアの方は、単純明快な所で止めたのが良かったのかも知れません。
私だけができても意味がありませんし、
その稽古によって、生徒さんが上達しなかったら意味の無い稽古になってしまうし。
この結果を元に、明日からまた研究してみます。
注)下の写真は、研究とは全く関係ない、ゼネラルクラスのスパーリングの様子です。
今日は14名の出席の中、男女が半々で、黒帯が7名の出席でした♪

私が考える空手道場とは、
元々強い人が競い合って、強い人がもっと強くなるような場ではないと思っています。
個々の才能と、個々の経験の蓄積で強くなっていくのも違うと思います。
空手道の稽古の積み重ねにより、
空手家として心身ともに強くなり、
人格と技量が向上していく場が空手道場だと考えます。
そのために、
指導する側の人間は、技量や見識をもっと高めなければなりません。
もっともっと頑張ります。
さて。
小学校卒業に伴い、今月末で道場も卒業するりょうじくんが挨拶に来てくれました。

光の当たる場面での活躍はあまりなかったと記憶する彼ですが、
ご両親の暖かいサポートも受けながら、彼なりに精一杯頑張ってくれました。
小学生の間は空手をやり抜くと決め、最後まで頑張り通しました。
りょうじくん、お疲れさまでした☆
今日の最後の挨拶、とても立派でした。
7年前でしたか。
入門時、オドオドしていたキミとは別人のようです♪
新しい舞台でのご活躍、期待しています。
いつまでもお元気で、親孝行をたくさんして下さいね。
 
入門して1年にも満たない短期間で退会するような子もいます。
退会の理由は、
「面白くない」、「合わない」、「向いていない」がほぼ全てです。
面白くならないのは、実は自分自身に問題があります。
一生懸命やるから上達して面白くなるし、
合う・合わないではなく、合わせる努力が必要だし、
向き・不向きなどは、相当数やらないと分かるモノではありません。
私は30年間空手をしていますが、
未だに自分が空手に向いているのかどうか分かりません…★
向き・不向きなんて、所詮そんなモノです。
何をするにしろ、最初は合わせる努力と我慢と辛抱はつきものです。
「郷に入れば郷に従え」と昔から言われています。
やがて、自分の居場所ができ、
人間関係が構築されて行き、人生が豊かになっていきます。
なにより、
「一度始めたものを、そう簡単に辞めるものでは無い」という価値観を、
親が教えなくて誰が教えるのでしょうか。
数か月の短期間で辞める人をみて、いつも残念に思います。