自発的な動機

高松東道場ビギナークラス、本日5名でした。
日曜日に初めての昇級審査を受けた子が1名。
初めての組手試合に挑戦した子が3名。
メダルをゲット出来た子は0名★
            

残念でした。
でも、その後の稽古にきちんと出席して、
強くなろう・上手くなろうと努力をしています。
素晴らしいです☆
誰が素晴らしいのかと言うと、
本人もですが、最も素晴らしいのは親御さんです。
            

目先の勝ち負けでヒステリックになり、
大会会場内でお子さんを罵倒するような親をたまに見かけます・・・
            

低学年で白帯やオレンジ帯の子であれば、
稽古で身につけたモノよりも、
持って生まれたモノでの勝負になります。
20%が親からの遺伝で、
80%が親が与えた環境によると言われています。
幼いお子さんがきちんと出来ないのは、
実は親のせいです。
子は、親が育てたように育っているのです。
            

試合で負けたお子さんを罵倒する前に、
勝ち上がっている子の親御さんを見て下さい。
どのようにお子さんと接しているでしょうか。
            

反省なさる方も多いかと存じます。
でも大丈夫です。
素直に結果を受け入れて、
自分に足りなかったモノを気づかせてくれた事に感謝できる人は、
これから必ず良い方向に向かっていきます。
            

今日は稽古開始前に、ビギナークラスとキッズクラスの子どもたちに少しお話させて頂きました。
みなさん、真剣に聞いてくれました。
そして、
稽古への集中力が、先週までとは別人のようになりました☆
やはり、試合を経験するのとしないのでは、
心の部分での成長に大きな差が出ます。
            

「勝ち」は人をハッピーにします☆
で、
「負け」は人を強くします。
なので、
負ける事を恐れてしまったり、
負けという結果を否定してはいけません。
            

目先で考えると、
勝ちの方が良いような気がしますが、
後に強くなるのであれば、負けの方が良いような気もしますね。
            

たくさん負けて強くなった人、うちの道場に山ほどいます。
その子たちは、強いのはもちろんですが、
とても優しい人間に育っています。
なぜなら、負けた人間の気持ちを良く知っているからです。
            

ビギナークラスの稽古後、
「空手でこんなに疲れたん初めてや!」
「今までの50倍疲れた!」などという声が聞こえてきました。

そうです。
初めて、自発的に真剣に全力で稽古したという事です!
この稽古のやり方こそが、強くなる稽古です。
親や先生にやらされるのではなく、
自発的な動機で稽古に臨む事が、何よりも大切な事なのです。
気付けたみなさん、これから飛躍的に強くなります!
            

何事も、心が素直でキレイじゃないと上達しません。