空手は精神的成長を重視する武道のため、
子どもが自立して稽古できる環境を大切にしています。

稽古中は親の視線があると、子どもが甘えたり怖がったりして集中力が下がり、
本来の稽古ができなくなることがあります。
武道では自立心を育てることを大切にしているため、
当道場では基本的に保護者見学はご遠慮いただいています。
保護者に、稽古を何が何でも見せないというのではありません。
武道では自分で考え行動する力を育てる事を重要視しています。
つまり「子どもの自立のための方針」です。

子どもの正常で健やかな成長には、「母子分離が全て」と言われております。
母子分離がとても大切なのです。
ちなみに、「母子分離」とは、
母親が子どもから離れる事ではありません。
①子が、親以外の大人が指揮を取るグループに属する事が出来る
②親が、心配しすぎずに子どもから離れる事が出来る
の2つを満たしているか?です。
両方を満たして、
「母子分離完了」となります。
「母子」と書いていますが、母親だけではありません。
父親も含めての話です。
私の道場では、
お子様の健全なる成長(自立)と将来を考えて、
①と②が適切に出来るようになって頂くため、
普段の稽古は保護者の見学をご遠慮して頂いているのも理由の一つです。

しかし、
遠方から祖父祖母がお孫さんに会いに来ている等の場合は、
見学大歓迎としています。
ぜひ、おじいちゃんやおばあちゃんに、
空手を頑張っている姿を見ていただきたいです。
見学不可のルールは、
「見せない」のが目的ではありません。
「見学不可」は感情ではなく教育方針であることをご理解下さいませ。
あくまでも、正常な「母子分離」「自立」が目的ですから。
と、言いましても。
どんな稽古をしているのか?
師範はどんな稽古指導をしているのか?
気になるのが当然と思います。
ですので、
原則、毎月第4週の
「稽古参観ウィーク」を設けております。
それにプラスして、ブログでの稽古の様子の写真、
グループLINEで稽古中の動画を随時ご紹介しています。
私の稽古指導は、クラスにより大きく異なります。
もっと厳しくして欲しいと感じる方、
厳しいと感じた方など、
様々かと思います。
私は、目先の事を考えて指導していません。
1年後、3年後、10年後を見据えています。
その上で、厳しくしなければならない所は厳しくしています。
今のこの年の時は厳しくしなくても良いところは厳しくしていません。
お子様が幼い場合、ご心配なお気持ちはよく分かります。
ご理解頂けると嬉しいです。

稽古は安全面に十分配慮し、技量や年齢や体格に合わせて指導していますのでご安心ください。
といいましても、
武道もスポーツのひとつなので、完全に怪我をゼロにすることはできません。
当道場では空手の実戦的な稽古として組手を行います。
安全に配慮しますが、打撲などの怪我が起こる可能性があります。
組手稽古では新極真会公認の高品質の防具を着用します。
(安価な粗悪品の使用は禁止しています)
実力差が大きい場合、
必ず技の強さはコントロールして行います。

空手は身体接触を伴う武道のため、
十分に安全配慮を行いますが、
それでも打撲・捻挫等の怪我が発生する可能性があります。
もしも稽古中に怪我をした場合、
すぐに応急処置をいたします。
そして保護者に連絡し、
状況をご説明いたします。
場合によっては病院受診に同行いたします。
ちなみに、私の稽古指導中で救急車を呼んだことは一度もありません。

組手稽古では、4つのルールを設けています。
①技の制限(頭部の強打禁止)
②防具着用(公認の高品質の頭、手、足、膝、金的、胸部の防具)
③指導者が必ず監督
④力任せの攻撃(コントロールの無い攻撃)は禁止

「危険な組手はさせない」こととしています。
お子様が幼く、すぐの母子分離が難しいケースが過去に少しありました。
そのような場合、
「最初の1か月は見学OK」→「その後は見学無し」として、
最初の不安を徐々に解消していただくよう努めました。
その後、母子分離が自然にできて行ったケースと、
そうではないケースに分かれてしまいましたがそれは仕方のない事です…
「子の教育は親の教育でもある」と言われます。
親も、子を育てる事で親として成長していきます。
強く立派になったお子さんの保護者様は共通項があります。
①子どもを信じて任せる
②勝敗で叱らない
③長い目で成長を見る
という姿勢です。
当道場では、礼儀、忍耐、自立、挑戦する心を身につけられるよう導いております。

試合で勝つためだけの練習場所ではありません。
なぜ保護者見学を不可にしているのか。
それは、
道場で、真の意味で心身ともに強くなってほしいからです。
