今日は高松西道場にて、親子カラテセミナーでした。
60名を超える参加者で、2部制にして正解でした☆
知識編と技能編の2部構成で行いました。
技術編は、正拳中段突きと廻し蹴りと前蹴りに絞って。
もっともっとたくさんの技がありますが、まずは突きと廻し蹴りと前蹴りを習得しましょう。
伝統的な基本稽古や型の稽古と違い、今日ご説明しましたように、試合のルールに則した使い方・練習の仕方と言うものがあります。
そして、家練習する場合は、
完璧を求めすぎず、楽しくやっていただけたらと思います。
このようなセミナーを行おうと思ったきっかっけですが、
無茶苦茶な教え方やミット練習をさせている保護者の方を、大会会場で目にすることが多いからです。
そんな風にさせていたら、
技はヘタになるし、心身の発育に良くないのに…みたいな★
子どもの空手の試合は、将来に活きる経験となるべきと私は考えます。
虎穴に入らずんば虎児を得ず、と言いますが、まず挑戦です。
そして、痛く・苦しく・怖いのが分かっている組手の試合に挑む。
それにより、心身が磨かれます。
簡単に言うと、強くなります。
やった人間にしか分からない、尊いものを得ることができます。
そして、誰よりも優しくなれます。
西洋のスポーツではなく、日本の武道を学ぶということにどういう意味があるのか。
たくさんの解答がありますが、試合を経験するのが一番です。
「やらない」のと「やれない」のは、言葉は似ているけど大きな違い・差があります。
で、
勝てれば気持ちが良いです。
でも、負けてもいいんです。
というか、負ける経験こそが、人を強くするのです。
勝っておごらず、負けて腐らず、です。
最後に申し上げましたが、試合前は「結果」重視です。
強くなるために・勝つために、道場でしっかり稽古して、家でも練習して。
そして試合に挑みます。
結果、勝つ確率は50%です。
同じく、負ける確率も50%です。
どちらに転んでも不思議ではありません。
そして、
試合後は、「内容」重視です。
勝ったのは子どもが頑張った成果で、
負けた理由は親子で考えよう、として頂けたら良いと思います。
目の前の大会のチャンピオンを目指すのも良いですが、それだけではつまらないです。
苦しい空手の試合でも逃げなかった経験を活かし、人生の舞台で勝者になれれば。
試合で得た諦めない気持ちを用いて、将来に何かの分野で一流の人間になれれば。
試合、うまくご活用下さいませ。
試合に継続して挑戦している人は、稽古だけの人の10倍速で向上して行きます。