早いものでもう2週間経過です。
一年間が48週だと考えたら、2週間は貴重です。
貴重な時間を大切に使いましょう。
ゼネラルクラスは基本稽古を説明多め、時間長めでじっくりと行いました。
基本稽古は、空手で必要な能力を全て鍛える事が出来る稽古です、とある著名な師範が言われていました。
但し、やり方が正しければ、と。
私もそのように思います。
で、今日は正しいやり方にとことん拘った基本稽古としました。
そして移動稽古へ。
今日のテーマは、「正拳突きの威力アップ」で。
移動稽古は、出力を上げる事が出来るようになるための稽古です。
そのために、まずは立ち方。
そして運足。
基本稽古で学んだ腰の入れ方を、移動稽古では5種類の立ち方に変えながら、最大出力を上げる稽古を行います。
「なぜこの立ち方での稽古が必要なのか?」を考えながら稽古をしていくと、空手の稽古の合理性の高さに驚きます。
誰でも確実に強くなっていくシステムが構築されているからです。
移動稽古で突きの威力を上げ、型の稽古でその用法や応用を学びます。
今日は太極から平安その3までの、初中級の型の中で気付きを得て頂きました。
そしてそれをミットで稽古します。
当然、物に当てない空突きのようにはいきません。
それを、当てる事でも出来るように稽古を進めて行きます。
コツを掴んできたら、対人での稽古に移ります。
動かない物を打つ事と、動く相手を打つ事はずいぶん違ってきます。
でも、まずは動かない物を強く打てないと話になりません。
で、いかに相手に「動かない物」になってもらうか、が重要になってきます。
今日は相手を居着かせる(動かない物にさせる)方法を3つ紹介し、それぞれ稽古して頂きました。
強くなる事は、登山と似ていると言われます。
山の頂上に登るルートはたくさんある。
それと同様に、強くなる道もたくさんある。
空手で強くなれますが、柔道でも、レスリングでもボクシングでも強くなれます。
強くなる道はたくさんあります。
しかし、我々は空手家です。
空手道本来の稽古で強くなりましょう。
基本稽古、移動稽古、型稽古、しっかり取り組みましょう。
空手道で健康になり、そして人格を高め、仲間をたくさん作り、人生を豊かにしましょう。