試合論2

そして次に重要なのが、準決勝だと思います。
準決勝まで来たという事は、入賞は「確定」なワケで、手ぶらで帰ることはありません。
そして、数試合をこなしているワケですから、あちこち痛い所もたくさんあるし、体力的にもハードです。

私は3位のトロフィーをいくつかもっています。
その昔、準決勝での負け癖がありました。
「もうここら辺でいいか。足が腫れてもう蹴れない。拳も痛いし、胸も内出血で真っ赤だ…。それに帰りは手ぶらじゃないし…」
そんな事を考える、凄く恥ずかしい、とても弱い自分がいました。

が、準決勝で負けた後、再び闘志に火がついて三位決定戦で勝利、というパターン。
「準決勝で三位決定戦ぐらい頑張ってたら優勝できたんちゃうか?」と先輩や仲間にからかわれながらも、3位に入った自分に満足して…

ある時「本当に勝ちたい、優勝するんだ」という、良い意味での「欲」が出てくるようになりました。
以前出ていた試合よりもレベルの高い試合に出るようになっていたので、肉体的なダメージは比べ物にならないぐらい大きかったはずですが、気持ちで体を動かせました。
その時期に出た大会は、何度か優勝することが出来ました。
その時に頂いたトロフィーは、今でも大切な宝物です。
トロフィーという「物」が大切なのではなく、弱い自分に勝てるようになった、自分の記念日が刻印されているからです

話が脱線してしまいましたので、本題に戻します☆

「試合に出る」と決めた時から、すでに闘いは始まっています。

「強い選手」とは、試合出場を決めた日から、自分自身を律し、精神と肉体の調節が出来て、そして全てを最高の状態で試合当日を迎えられる選手のことだと思います。

あ、そして何よりも一番難しいことを書くのを忘れていました。

「普段の通りに動ける」こと。

これが実は一番難しい。なぜなら、いつもと違う場所でいつもと違う時間帯。なかなかいつものようにはいきません。
試合時間は短いです。
「あっ」という間です。
「もう一回」はありません。

まずは一回戦を突破!!
半分以上の選手になりましょう。
全ては「そこ」からです。
徳島交流試合が近いため、今日は試合について書いてみました。