四国交流大会の後から、
自宅での練習や、ミットについてのご質問をたくさん頂いております。
自宅での練習ですが、ランニング等を親子で一緒にするのが一番良いかと私は思います。
走ることは全ての運動の基本ですし、下半身の強さもスタミナも精神力も向上します。
基本的には、稽古は道場で師範や先生の指導・監督の元、先輩・後輩といった人間関係の中で行うものだと思いますので。
ですので、
道場にもきちんと通った上で、
ランニングしたり、ミット練習を自宅でされるなら良いかと。
ミットですが、
「種類がたくさんあって、どれを買えばいいのでしょう?」とのご質問。
写真のミットがあれば、一通りの練習は可能です。
一番幅広く使えるのが、長方形のミットです。(写真右の黒と赤のモノ)
メーカーによって名称が違いますが「ビッグミット」と言ったりします。
当道場内では、四角ミットとか青ミット(道場にある新極真会マーク入りのヤツが青なので)などと呼んでいますが。
突きにも蹴りにも万能ですし、持つ技量があまり必要ではありません。
次におススメが左上にある「キックミット」というヤツです。
こちらも突き・蹴りに色々使えますが、持ち手の技量が結構必要です。
カーブしているモノと、真っ直ぐなモノがあります。
カーブしている方が、持ち手は楽かな、と私は思います。
また、軟らかい素材のモノもありますので、幼稚園児や低学年は、軟らかい方が好まれる傾向が高いです。
中央下段に見える黄色いミットは「パンチングミット」と言います。
これは突きと上段蹴りの稽古に最適です。
が、持つ技量が一番必要になるミットです。
ミットではありませんが、キックミットの下にある「ヘッドガード」も紹介しておきます。
コレを付けてミット打ちをするもの良いです。
試合に近い感覚で練習できるからです。
これを付けて、上段攻撃を受ける練習をするのも良いです。
コレを付けると、視野が素面に比べてかなり狭くなりますので、それに慣れることができます。
また、コレ自体を上段前蹴りや横蹴りで蹴る練習もできます。
足先を痛めないように、中足や足刀できちんと蹴る練習ができますし、足の裏全体で蹴り込む蹴りの練習もできます。
ヘッドガードを蹴る練習も、しておくに越したことはありません。
近年、低学年層や幼稚園児がとても多くなっています。
みんな、辞めないでとても一生懸命に頑張って稽古しています。
数年前に開始した「キッズビギナークラス」の稽古体系が確立したことが大きいのだと思います。
ここからが大切、というか難しいというか。
試合で勝てるようにならないからと言って、空手から気持ちが離れて行ってしまう子が今までは少なからず見られました。
自宅練習を推奨しているワケではないのですが、やはり自宅練習もあった方が良いのでしょう。
ただ、やり方や心の部分が誤った方向に向いてしまっては…
来年1月。
キッズ層限定で、親子セミナーをしようかと思います。
テーマはずばり、「試合で勝つ為の自宅練習」で☆
あくまでも、道場稽古が主、です。
試合で勝つことが全てではない、ということを理解しておただいてです。
まずは「楽しく」が一番。
一番大好きなお父さんやお母さんと、楽しみながら心身を練摩する。
結果よりも過程を大切に。
セミナー内容は、
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西道場前の河川敷を、愛する我が子と一緒にランニングしてみましょう。
走るって、実は凄く楽しいし爽快なんですよ。
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親にはミットの種類と、その特性を理解していただく。
子どもの潜在力を出させる持ち方や、声のかけ方を習得。
そして、試合ルールに則した有効な技をどのように練習するのかをレクチャー。
「試合時のセコンドの役割や方法論」
欠点をあげつらえて、オラオラ怒鳴るのがセコンドではありません。
勇気づけてあげるのが一番の仕事です。
理解できない人は、一度試合に出てみたらいいです。
いや、出なくても、状況をよく考えてみたらいいと思います。
たった一人で戦うワケです。
自分に対して本気で突き、蹴ってくるのです。
4才や5才の子がそんな場所に立って、逃げずに懸命に戦っているのです。
ついこの前まで赤ちゃんだった子がしているのです。
とても凄いと思いませんか?
ですから、勇気が出るように魔法の言葉を贈りましょう☆
そして、
選手が分からないことを教えてあげる。
それは「時間経過」です。
それをタイミングよく、正確に分かりやすく教えてあげるのが二番目の仕事。
その上で、
自分の穴(ガードが下がっているなど)を的確に指示する。
そして相手の穴を素早く察知し、簡潔に伝える。
指示により、練習してきた技を思い出させる。
「お父さんやお母さん自身も、空手を習いたくなるはず」的なセミナーをしようかな、と☆
キッズクラスですので、幼稚園児から小学二年生までの道場生とその保護者を対象としますね。
詳細は追ってお知らせ致します。
お楽しみにどうぞ☆