親の愛情

6月最後の今日も、いつも通り稽古出来ました。
      



      

今春、精神を病まれている方が例年以上に多いそうです。
コロナの影響でしょうね。
また、昨年との大きな違いからでしょうか。
大人でも心を病むのですから、当然子供にも影響が出ています。
私の道場に限ってですが、「行き渋り」をする子がとても多いです。
ここで、早期に結論を出そうとしない事が肝要です。
6月って、大人でもしんどい月です。
祝祭日が無く、暑くなってくるし、湿度も上がってくるし、
学校ではプールの授業も始まったりで、
器用にこなせない子にとっては、物凄くストレスが掛かる月になります。
しかし、7月になるとどうでしょう。
夏休みまでのカウントダウンが始まりますし、
カレンダーを見ると祝日もあるし、
懇談会等で、午前中授業で下校になる日も増えます♪
器用にこなせない子たちにも、元気と笑顔が帰ってきます。
      

私の道場で言うと、帯を自分で締める事が出来ない子が行き渋りをする傾向があります。
器用にこなせないんですね。
分かります、その気持ち。
私自身も全然器用にこなせない人ですもん。
で、この場合の解決法は、家での練習しかないかと思います。
出来るまでやりましょう。
30分も練習すれば、ほとんどのお子さんは出来るようになります。
以前に、軽度知的障害の診断を受けているというお子さんが道場生に居ましたが、
そのお子さんもお母さんと一生懸命に練習して、
自分一人でも帯を締める事が出来るようになりました。
要は、親の愛情です。
親がどれだけお子さんの事を想い、
どれだけお子さんの為に時間を使っているか、です。
見返りはあるかもしれないし、全くないかもしれません。
それでも尽くすのが、愛なのかと。
早期に結論や結果を求めない事、子育てに最も大切な事だと私は考えています。