天下無敵

高松西道場、今年度最後の稽古でした。

 

低学年クラスは、この時期恒例の欠席者多数でした。

せっかくの春休みです。

有意義に使って頂ければと思います。

おじいちゃん、おばあちゃんと楽しい時間を過ごして下さい。

ジュニアクラスのみなさん。

今日は型「平安その3」をじっくり稽古して頂きました。

ゼネラルクラスは体験入門の方もいて、大人数で賑わいました。

コロナ禍の中の令和3年度でした。

この令和3年度が無事に修了出来ること、とても嬉しく思います。

 

 

神棚に祀ってある神様は、
八百万の神の中の、建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)です。

空手道場だけではなく、
柔道も剣道も相撲も、
どの武道の道場にもタケミカヅチノオノカミがが祀られています。

なぜなら武神ですから。

 

武神というと、「天下無敵」という言葉に行きつきます。

そう、この神様は天下無敵なのです。

一度も負けたことがない、とされています。

なぜなら、

一度も戦った事がないから、なのです。

「えっ??」とか、「はっ??」と思われると思います。

「天下無敵」です。

そう、天下に敵がひとりもいないから、戦う事がないのです。

 

我々武道家が目指す姿は、この天下無敵です。

みんなに好かれる人物だから、天下無敵。

だから、ひとりも敵がいない。

 

武道修行の過程では、強くなるために多数の試合や稽古が必要です。

 

それは何の為か?

強くなければ、優しくなれないから。

 

優しくても弱いのでは、それは単に弱いだけで、
いつか、心の卑しい輩に襲われ・奪われるかもしれません。

 

武芸の強さは、

人に優しくなるために、

絶対に身につけておかなければならない「武器」なのです。

 

令和4度も、「天下無敵」を目指して、香川中央支部のみんなで頑張りましょう。

 

さて。

どこに行っても上手くやっていけないという人がいます。

その方と会話すると、不平不満を口にする事が多いです。

現状を改善したいのであれば、

とりあえず、
人の悪口を言うことを止めると良いそうで。

悪口は、言った時は脳内にドーパミンが出で快感を感じるのだとか。

だから悪口は止められない、と。

でもその悪口は、
必ず自分自身にブーメランのように返ってくるように世の中はなっているそうです。

 

悪口・陰口を口にする事、ぜひとも辞めましょう。
そうしたら、人生が変わるかもしれません。

 

冷静に考えたら、原因は自分にある事が多かったりするかもしれませんし。

 

この春から道場を卒業して新生活が始まるみなさん、
頭の片隅に置いておいて下さいね。
私からの最後の教えと思って。