令和四年、最後の稽古でした。
軽く流す稽古だと思って参加したみなさん、全然違ってビックリだったかと思います(笑)
なぜなら、「終わりよければすべてよし」という言葉があるから。
今年最後の稽古、一年で最もハードで、
そして最も楽しい稽古になるよう、
私も一年で一番気合いを入れて指導に当たらせて頂きました。
内容は、私が師から受け継いだ、心身ともに強くなるための稽古をみっちり行いました。
試合でいつも一回戦負けする子は、今日のような稽古にきちんと取り組めない子なのです。
私に厳しく言われれば出来るのに。
言われなかったら、痛い事や苦しい事からすぐに逃げようとしてしまう…
痛いや苦しいはみんな嫌いです。
でも、強くなる子は強くなるように稽古していて、
勝てる子は勝てるように稽古に取り組んでいます。
厳しい言い方になりますが、
強くならない子は、
強くならないように稽古してます。
一見すると稽古をしているように見えるけど、
実は稽古をしている風の、稽古にならない事をして時間を過ごしているのです…
真面目に稽古に取り組んだみなさんは、明日は全身筋肉痛かもしれません。
でも、その痛みを嫌がらないで下さいね。
痛み=強くなっている証ですから。
稽古後は大掃除を。
毎年、たくさんの保護者様がお手伝い下さるのが高松東道場です。
不思議なもので、
掃除の仕方でその子が強くなるのかどうかが、
私はほぼ分かるのです。
以下のパターンに大体分かれます。
何もしようとしない子。
言われた事だけやる子。
何をしたら良いかと私に何度も聞きにくる子。
自分から仕事を探す子。
道場をよりキレイにしようと、一生懸命に掃除に取り組む子。
自身も動きながら、下の子にも配慮して丁寧に掃除をする子。
どの子が強くなるのか、分かりますよね?
なぜその子が勝てるのか。
試合でも、そのような思考が出来るからなのです。
ちなみに、親が一生懸命掃除してくれているご家庭は、お子さんも自然と一生懸命に掃除をしてくれる傾向があります。
親の後ろ姿、実はお子さんが最も良く見ています。
みなさまご協力誠にありがとうございました。
高松東道場の大掃除といえば、恒例のOBのお手伝いです。
今年は、今春より就職や進学で県外に巣だっている子が多いです。
今年は誰も来ないかな?と勝手に予測していましたが、
嬉しい事に三人も来てくれました。
大掃除後は、お礼にOB稽古会を実施。
20分ぐらいの短い稽古でしたが、みなさん道着着用で楽しそうに&懐かしそうに空手道の稽古に取り組んでくれました。
「また来年も必ず来ます!」
「来年は◯◯にも来るように声をかけます!」
そんな会話をしながら帰路につきました。
この子達と初めて会った時、私は三十代前半でした。
その私も来年は五十代突入です。
光陰矢の如しとはよく言ったものです。
たまきもひなも、後ろ姿を見た時はお手伝いに来てくれたお母様かと思いましたから(笑)
本当にお母さんとなって、お子さんを連れてきてくれる日が待ち遠しいです。
お国を守るための仕事についたため、現在は他県在住のげんた。
PT資格取得のため、専門学校で毎日勉強を頑張っているひな。
同じくPT資格取得のために県外の大学に進学しているたまき。
地元国立大学に進学し、勉強・空手・学費を稼ぐためのアルバイトに毎日頑張っているれいじ。
みんなが来てくれて本当に嬉しかったです。
みんながいつでも帰ってこれるよう、この道場をしっかり守って行きます。