本日の丸亀南道場の選手強化の朝練にて、
40年以上空手道の世界にいますが、今日初めて聞いた言葉があります。
「無理です、出来ません」と。
無理な事は指示しません。
が、やる前から、「無理です、出来ません」と。
高所から飛び降りろだの、
バク宙しろだとか、
無理な事は指示していません。
今日の朝練に来ていた幼稚園児でも頑張ってクリアしている事なのに。
「押忍」しか返事がないのが空手の世界。
いまの風潮では理解されない世界かと思います。
でも、その理不尽に耐える事で得られる強さがあります。
私たち指導者は、頑張れば出来るものを提示します。
簡単に出来るものは、選手強化の朝練では一つもありません。
それを、「押忍」の返事でやり遂げる。
で、限界を突破できるのです。
それにより、心身が強くなっていく。
それが空手道場の人材育成のシステムかと思います。
肝心な事は、指導者が生徒の力量を見極めれる眼力なのですが。
で、本日。
やる前から「無理です、出来ません」と。
閉口しました…
小学校の給食で、残す事が「悪」との認識により、
食べられない食材・量のものは食べる前に鍋に戻して良いという、
昭和の時代に子ども時代を過ごした私の頃には無かった習慣があるそうです。
数年前になりますが、
息子の小学校の給食参観に行った時、たまげました。
ほとんど全員が量を減らしている。
配膳鍋の中、たっぷりに戻りました。
えっ、残す事が悪なのだとしたら、
その「減らす」という行為は悪なのでは?と
食物アレルギー等で、医学的にどうしても食べられないのなら仕方ないでしょう。
でも、
好きじゃないから食べない。
美味しくないから食べない。
それをなぜ許すのか…
給食費は親が毎月支払い、税金の補助も受けているのに。
学校給食は、栄養のバランスを考えてメニューも量も計算されているのに。
私の道場では、
やる前から諦めるの事は、
絶対にダメだとこれからも強く指導していきます。
冒頭の、「無理です、出来ません。」のお子さんですが、
最終的には指示したトレーニングを普通にやりました。
普通に出来るのです。
各自の能力を見て、やれない事を私は指示しませんから。
日本人の精神の弱体化、本当に心配になります。
丸亀南道場。

高松西道場。
