恐怖心

3/13~14に行われた、カラテドリームフェスティバル全国大会の動画が順次公開されるそうです☆
     

また、
第53回全日本空手道選手権大会と、
カラテドリームフェスティバル全国大会2021の開催日と会場が正式に発表になりました☆
     

もっと詳しく知りたい方は→コチラ 
         

対象は幼年から還暦オーバーの方までの全ての年代の方で、
年齢により細かく区分された中で、
白帯から黄帯が対象の組手・全日本新人戦、
型の全日本選手権大会、
各年代の組手最強を決める、全日本選手権大会が開催されます。
     

会場は、大阪府立体育会館(エディオンアリーナ)です。
大阪ですから、
当日の朝に出発して、終了後に帰宅すれば宿泊無しでも参加出来ます。
東京開催なので参加を諦めていたみなさん、
新型コロナの状況にもよるかと思いますが、
12/11~12はドリームフェスに参加しましょう!
     

目標が決まりましたから、スタートは早い方が良いです。
今日から目標に向けて頑張って行きましょう!!
     

さて。
私の一週間の始まりは、高松北教室のみなさんとの稽古からです。
先週に引き続き、組手技術中心の稽古を行いました。
前蹴りを下段払いで捌く技術ですが、ほぼ全員が出来るようになりました♪
これは中々凄い事ですよ。
長年空手を指導していますが、2回の稽古で全員が出来るようになったのは初めてかもしれません☆
というわけで、次のステップへ。
以前までだと、次は膝蹴りの受けでした。
しかし、島本雄二世界チャンピオンの得意技の「刺す前蹴り」を飛ばす訳にはなりません。
刺す前蹴りは、実は従来前の下段払いでは受けが間に合いません★
前蹴りを全て下段払いで受けようとする相手には、
この「刺す前蹴り」が面白いように決まったりします・・・
ということで、刺す前蹴りの蹴り方から稽古。
意識の持ち方ひとつで、前蹴りがとても重要な技へと昇華します。
そして、その受け方を稽古。
この受け技は、中段膝蹴りの受けとほぼ同じです。
この流れで、中段膝蹴りの蹴り方と受け方も覚えてしまいましょう。
     

ここまで稽古出来ますと、ランダムに飛んでくる技を受ける稽古へと移ります。
最初は相手と遠く離れて、接触の無い状態で受け技を瞬時に出す稽古から。
少しずつ距離を近づけ、少しずつコンタクトも入れて行き。
上手く防御出来ると、とても嬉しいです☆
しかし、全てが受けきれるわけではありません。
何度も何度も稽古して、自身の極意を掴めるように努力が必要です。
     

ここまでを読んで、私の組手技術指導での「重要なポイント」にお気づきでしょうか。
徹底して、「恐怖心」を取り除いた指導をしています。
     

大昔は違いました。
恐怖心を克服する(?)ところから稽古スタートでした★
何も技術を教わっていないのに、いきなり全力でフリーファイトです。
     

自動車免許の取得に例えると、
自動車学校に入校した日から、路上教習が始まるようなものです。
何も教わっていないのに、気合と根性で走ってみろ、と★
     

当たり前ですが、ほとんどの人が脱落していきます。
脱落していく仲間を見ながら、
自分が先生だったら、基礎からきっちり教えていくのにな、と思っていました。
で、自分が先生になった今、完全にそのように指導しています。
     

確かな技術が、恐怖心を克服するのです。
鍛え上げた肉体が、自信になるのです。
心の強さが、体を動かし、正常な判断を行うのです。
「心技体」の全てがバランス良く育っていなければなりません。
     

話が逸れてしまいました★
北教室の稽古指導内容の話に戻ります。
     

まずは恐怖心が無い状態で、たくさんの組手稽古を行います。
攻撃側と防御側を完全に分けての約束組手です。
少しずつ、フリーファイト(自由組手)に近づけて行きます。
その中で、各自が恐怖心と戦ったり、
足りない部分の体力(筋力やスタミナ)を補って行きます。
ある程度出来るようになってきたら、試合にも積極的に挑戦して頂いています。
試合は、中学校の定期テストのようなものかと。
     

中間テスト、期末テストがたくさんありますね。
診断テストや学年末テストもありますか。
テストがあるからという理由で勉強してないですか?
本来は学力を身に付けるために勉強するのですが、
テストがあるから勉強している人が大多数だと思います。
それ、正解です。
結果、学力がきっちりと身に付いていますから。
空手も同じです。
小規模な試合にもたくさんチャレンジしてほしいです。
結果、実力がつきます。
実力が付いてい来たら、大きな舞台にも挑戦してみましょう。
稽古がもっともっと楽しくなってきます☆
     

初期段階の成長を最も邪魔するのが「恐怖心」です。
ご家庭でも、上手くサポートして頂けたらと存じます。