空手で強くなる

私の木曜日は、高松東道場の稽古指導担当日です。
目の前に迫った高松市空手道錬成大会も大切ではありますが、
次世代の育成も同じくらい大切な事です。
キッズビギナークラス、45分のショートコースですが、
実は、一番稽古指導が疲れる(大変な)クラスだったりします。
まだ幼い皆さん達です。
自らの意思で空手を始めた子は少ないと思います。
そして、空手以上に楽しい事は、ゴマンとある世の中です。
その子たちに、如何に空手を教えるというのか!?
まずは、飽きさせない、興味を持たせる、という所からスタートです。
基本稽古、絶対に楽しくないです★
私も入門してすぐの頃、エアーで戦う練習をするなんて、
なんてつまらない稽古なんだ、と思ってましたもん(笑)
基本稽古とか移動稽古とか、なんでやるんだろう?と。
でも、今はその大切さが分かっています(当たり前ですが☆)。
だから、初心者のみなさんには特にじっくり教えるようにしています。
      

基本稽古とか移動稽古をしないで強くなっていく道、実はあります。
でも、それは空手じゃないんです。
私は、空手で強くなって頂きたい。
そして、空手道と言う文化を継承して行って頂きたいと願っています。
      

話が逸れましたが、
基本稽古と移動稽古、そして型の稽古で、
運動能力がかなり向上します。
幼いお子さんや、本格的なスポーツ経験の無い大人の方は特に顕著に成果が現れます。
      

そんなワケで、今日も基本稽古をじっくりと。
高松東道場は大型ミラーがたくさん設置されていますから、
自身の動作をチェックしながらの稽古が効率良く出来る道場です。
基本稽古は大分サマになってきたので、移動稽古も頑張っています。
まずは前屈立ちでの移動から。
人間、出来るだけ楽に動く方法を考え、それを実践します。
このクラスで指導している子どもたちは、
ついこの前まで、ハイハイしてた子たちです。
歩き始めたのも、走ったり飛んだりも、まだ数年のキャリアしかありません。
この子たちに前屈立ち移動を教えるのは本当に難しいです★
あえてしんどい立ち方をして、
それでいてあえてしんどい移動方法を取るのですから。
ま、気負いすぎずにボチボチやっているのですが☆
先週は逆突きをしっかり稽古したので、
今日は中段三本突きにトライして頂きました。
少しずつ少しずつ、確実に積み上げていきましょうね。
そして、「空手で強くなって」行きましょう!
      

キッズクラスは基本・型・組手の進行としました。
型は、「安三(ヤンツー)」を。
上手に演武出来る子が増えてきて嬉しいです♪

後半30分は、7/4に向けて全て組手の稽古としました。
打たれ慣れから始め、個々の技のディフェンス技術を復習し、
使用頻度の高い受け返しのカウンター技の稽古を。
軽めのスパーリングで目慣らしした後、
実力や体格の近い子と一組ずつでの試合形式のスパーリングをしました。
お子さんが「今日勝ったよ!」と喜んで帰ってきた場合☆と、
「負けた・・・」と言って半泣きで帰ってきた場合★があるかと思います。
理由は、そういう事です。
一試合ずつ、どうして勝ちになったのか、
または負けてしまったのか、の解説を入れながら稽古指導しました。
お子さんたち、自身も試合を経験し、
また複数の試合のケースを見たことで、今日は経験値がかなり上がったかと存じます。
本番で良い結果が残せるよう、残りの日々を過ごして頂きたいと思います。
      

ジュニアクラス、稽古指導に集中しすぎて写真を撮ってなかったようです★
すみません。
稽古は、基本は短縮形で。
移動稽古は回転移動を。
型は、突きの型と平安その2裏を。
平安の裏の型、極真空手にしか無い型です。
型として考えるとどうなのかな?と思うところはありますが、
身体能力を向上させるための「鍛錬」として考えると、
とても優れた稽古法だと私は考えています。
後半は組手祭りで☆
みなさんお疲れさまでした。
      

ゼネラルクラス、本日は(も)4名でした。
なぜいつも4名なんだ???(笑)
それはさておき、今日はいつも以上に試合に向けた稽古進行としました。
サンドバッグを使った稽古をたくさん行いましたが、
吊り輪を使った筋トレも、継続している子たちは成果が出始めてきました。
突きの威力が確実に上がってきています。
組手技術の稽古をして目を慣らして、
1分×3Rのガチ組手を今日は頑張って頂きました。
いつもの軽めのスパーリングでは出来る得意技も、
そしていつものスパーリングなら10Rも楽勝だったとしても、
ガチの1Rだったら全く出来なかった、と。
その位違うという事です。
今日は、それに気付けた事が大きな収穫です。
      

週末、台風の影響がありそうです。
みなさま、お気をつけ下さいませ。