14周年おめでとうございます

いきなりですが、
私の仕事は、人を強くする事です。
今までたくさんの人を強くしてきました。
自分で言うのもなんですが、実績多数です。
めちゃくちゃ弱かった子を普通レベルまで上げたり、
強かった子をもっと強くしたり、
めちゃくちゃ弱かった子をめちゃくちゃ強い子にした事もあります。
当然、私の力だけではありません。
一番は本人ですが、小学生の場合は親の理解と協力が必要不可欠です。

 

もうすぐ大会があります。
そしてその後には昇級審査会が控えています。

 

行事参加は、実は強くなるためにとても大切なものとなります。
学校で言うと、中間テストや期末テストのようなものです。
空手の昇級審査は、1年に1~2度くらい受けるものになります。
試合はレベルに寄りますが、1年に2~4回ぐらい出ている子が多いのかと思います。

 

その中で、
「強くなったら試合に出る」という子がいます。
このお子さん、いつまで経っても強くなりません。
なぜなら、試合に出ている子が強くなるから、なのです。

 

昇級審査も同じで、
「上手になったら受ける」「科目が出来るようになったら受ける」という子は、
いつまでも出来るようにも上手にもならないのです。
学校の試験で「100点取れるようになったら受ける」と言っているのと同じですから。
受けると決めて、
審査会の日までに規定の科目を全て出来るように努力する、
としている子が上達していきます。

 

中間テストや期末テストを「自信が無いから」と避けてきて、
3年後に受験が来たとします。
その子の実力はどうでしょうか?
定期的に修正する機会が定期テストです。
空手の場合、1年に1度の昇級審査で、技術の習得度の確認であったり、
間違った方向に進んでいる場合はその方向修正になります。

 

ずっと挑戦しない子にヒアリングしてみると、
「お母さんが、絶対受かるんやな???」と何度も聞いてくるから受けるの止めたんです・・・
「お父さんが、絶対勝てるんやな???」って言うから、自信が無くなって・・・
と言う子がほぼ100%です。

 

この世の中、
絶対受かる、
絶対勝てるなんて、
絶対にありませんから(笑)

 

受かるように、勝てるように努力する事に価値があるのです。

大切なのは「過程」であって、
「結果」は二の次としている親御さんのお子さんは伸びています。

 

 

お子さんに、
今回の試合に出させない事や、
今回受けさせないことで、やる気を奪ってしまう事にもなりかねません。

 

 

幼い頃に、目標を定めそれに向かって努力するという習慣をつけさせましょう。
その結果、上手く行く事もあるし、行かない事もある経験を積みましょう。
もちろん、成功経験はとても良い影響を与えます。
失敗の経験も、その子をとても強くするのです。
少し前に、大学入試に関して残念な事件を起こした若者のニュースが流れていました。
推測ですが、幼い頃に失敗の経験をした事がなく人生を過ごしてきたのかもしれません。
自分が希望する大学に入れそうにないからと言って、
他人を殺傷しても良いという発想になるのは極端すぎるかと思いますが。

 

 

保護者様に於かれましては、お子さんを強くするために私にお任せして頂きたいです。
審査で不合格にすることもあります。
それは何故か?
そのお子さんに、気付いてもらいたい事があるからです。
強くなってほしいからです。
不合格の場合は再審査となりますが、私の道場では受審料は頂いていません。
ですので、お金の事でお子さんを責める事は止めて頂きたいです。

 

昇級時期にあるお子さんには、少し技量が足りなくても受審を勧めています。
そして、本人が受審する気になってくれたら、
足りない所を徹底指導します。
やる気になっているのでグングン上達します。
反対に、まだ昇級時期にないのに審査を受けたがる子もいます。
仮に合格出来て昇級したとしても、次の段階で物凄く苦労します。
下積みが足りない状態で上がっても、次で潰れてしまうのです。

 

白帯時代が長すぎる子は、何もしないままに脱落してしまう子が多数です。
白帯が長い=稽古のやり方が間違っている、という事なのです・・・

 

よく見る・よく聞くが全然出来ない子のお父さんから、
「子どもが行きたがらないので辞めさせたい」とのお申し出があります。
※何故かこのケースの場合、お母さんではなくお父さんからのお申し出がほとんどです

 

「見てない・聞いてない」→「出来ない」→「出来ないから面白くない」→「やりたくない」→そしたら辞めさそか

 

正に負のスパイラルです。
原因は何でしょうか?
長い間稽古に来ているのに、全く上達していないのは何故でしょうか?

 

 

私の道場では、
「よく見る」「よく聞く」が出来るようになる事からスタートします。
その為に、様々なドリルを用意しています。
幼い子のクラスでは、
遊びの延長に空手の稽古があり、
そして気が付いたら上達していた、となるように。

 

その中で、
先生のお手本や説明を、
見てない、聞いてないと、とても困るという経験をさせます。
よく見てよく聞いていると、とても得をする経験も同時にしてもらいます。

 

 

「よく見る」「よく聞く」が出来ないと、
何を何年習っても上達しません。
まずはここに気付かないといけません。

 

 

ずっと上達しない子は、
実は、この段階から躓いてしまっているのです・・・

 

私の道場は、
ただ楽しいだけの空手道場ではなく、
心も体も強くなり、
頭も良くなる空手道場です。

 

小学生の頃に稽古に来ていた子は、
高松高校、高松第一高校に進学した子が多数です。
その後、国立大学にもたくさん進学しているし、
大学医学部に進学している子も数名います。
もちろん本人の努力が素晴らしかったのだと思いますが、
保護者様のお力と、
小学生の頃に私の道場に稽古に来ていた事が、
少しはお役に立てているのかと勝手に思っております(笑)

 

ちなみに、次回の審査会は夏に予定しています。
今回の審査を受けさせようかどうかお悩みの保護者のみなさん、
お子さんの稽古を見に来られませんか?
人数があまりに多いと、道場に密が出来てしまいますので事前にLINEでお知らせ下さい。
ご希望の方が多い場合、先着順で受付けたいと思います。

 

本日の高松西道場のキッズクラスの稽古ですが、動画をたくさん撮っています。
明日にグループLINEで流しますのでお楽しみにどうぞ。

 

どのクラスも、上達する子は上達するように稽古しています。
しない子は、しないようにしてしまっています・・・

 

 

前屈立ちでしっかり前に踏み込んで、狙った所をきちんと見て、引手を効かした正拳突きを出来ていますか??

その子の性分で、どうしても出来ない事もあります。
ですから、白帯の幼い皆さんに強要はしません。
自分で、強くなりたい!色帯になりたい!と強く思ってくれる日が来ることを待っています。

 

ジュニアクラスになると、数年通ってくれている子がほとんどです。
よく見る&よく聞くが皆さん出来ます。
本日も他者と接近する稽古は一切行わない、オミクロン対応の稽古となりましたが、
みなさん強くなる稽古を一生懸命に取り組んでくれました。

ゼネラルクラスも同様で、他者とはしっかり離れての稽古を行いました。

Tさんが今日サンドバッグを打っていた辺りで、
14年前の雪の降る今日に、電気ストーブを前に世間話してましたね。
いつもありがとうございます。
今日も稽古にお越し下さいましてありがとうございました☆
15周年記念日も楽しみにしています♪