秋季昇級審査会でした。
受審者、保護者のみなさま、お疲れ様でした。
今日のこの場は、日頃の稽古の答え合わせです。
正しく稽古が出来ていたでしょうか?
足りない部分が何なのか、はっきりしたと思います。
明日からの稽古でカバーしていきましょう。
進行補助に来てくれたみなさん。
後輩のため、仲間のため、道場のためという、その貴い武道精神が嬉しいです。
延いてはそれが「自分のため」となり、
全ては自分の成長のためのものとして還ってきます。
第一部の白帯のみなさん。
白帯段階の技術は、建物で例えると土台・基礎です。
これが不十分だと、その上に建つ構造物もしっかりした物にはなりません。
審査会で上手く出来なかった技がある人は、
しっかり復習して下さい。
第二部の橙・青帯のみなさん。
技の形が整いつつあるのがこの段階です。
今後は一つひとつの技にどれだけ気持ちを込めて稽古が出きるか。
そして、「飽きてくる」という段階でもあります。
習い始めの新鮮さが無くなり、上を見ると高い高い壁が見えてくる時期です。
何事も少しかじって辞めてしまうという事はダメな事です。
稽古とは、同じ事の繰り返しです。
同じ事をひたすら繰り返す事で技術がより確かなものとなり、
精神が強く逞しく磨かれて行きます。
第三部、上級受審のみなさんと昇段審査受審のみなさんです。
以下、掛け組手を完遂出来たみなさんです。
苦しい荒行ですが、数年に渡る稽古の成果見せてクリア出来ました。
子どもたち本人もよく頑張りましたが、
いつも送り迎えしてくれる保護者のみなさまのおかげでもあります!
ここからは昇段審査受審者のみなさんです。
このレベルに来るには、約10年の継続した鍛練が必要になります。
大会への挑戦や後輩のお世話や道場運営だったり、
自身の稽古はもちろん、それ以外の部分でも心身を練磨してきました。
苦しくなると、取り繕っていたとしてもその人の本質が出てきます。
約10年の空手道への取り組み方の答え合わせが本日の昇段審査です。
「弱さ=狡さや卑怯な気持ち」が出てしまわないでしょうか。
金筋の入った帯を腰に巻くに値する人物に足り得るでしょうか。
今回の受審者全員が、
狡さが全く見えないガチンコの十人組手でした。
素晴らしかったです。
後輩のみなさん、分かりましたかね?
日々の鍛練は、この十人組手が出来る肉体と精神を得る事を基準として行うのです。
受審のみなさん、立ち会い者のみなさんからの暖かい声援や完遂後の大きな拍手が物語っていましたね。
素晴らしい十人組手でした。
採点作業がまだ終わっていませんので、
全員が望む結果が出るかどうかはまだ分かりません。
木曜日に結果発表を予定していますのでお楽しみに。
審査会後、サプライズで私の昇段御祝いまでして頂きまして誠にありがとうございました。
こんなに立派な花束を頂きましてとても嬉しく思います。
御祝いの品物も多数頂き、両手でも持ちきれないほどでした。
みなさま、改めましてありがとうございました。