ヒーロー体験

今まで県大会や錬成大会など、数多く大会を開催させて頂いてきましたが、

心配性のせいか前日の夜はやはり熟睡できません★

今回は1時に床に就き、2時半に目覚めました。

あれこれと大会の段取りを考えて、眠れずに朝を迎える、と。

いつもの事なので、たいして気にはしません。

で。

その翌日、死んだように眠り続けます(笑)

今回は15時間ぐらい眠っていたようです。

 

さて。

昨日ですが、試合を終えて帰宅する際に、多くの方がご家族で挨拶に来てくださいました。

ほぼ徹夜状態でクタクタなところ、このようにご挨拶に来て下さるのはとても嬉しいことです。

「うちの子はまだまだ弱いけど、前よりは強くなっているのが実感できました。」

「途中で泣かず、最後まで勝とうとして諦めずに果敢に戦ってる姿に感動しました。」

「春から稽古数を増やしたことにより、早速成果が出た事に喜びと驚きでいっぱいです。」

「試合をした相手と試合後に話をして、お友達になれたのが嬉しかったです。」

「団体型で他支部の生徒さんと一緒に練習してとても楽しかったようです。」

「今回も一回戦負けでした。どうしたらよいでしょうか?」

などなど。

 

親として、我が子の成長や上達は何よりも嬉しい事です。

優勝など出来なくても。

しかし、優勝した方がより嬉しいです。

今回の丸亀市錬成大会は、白帯の部、10級の部、9級の部などとして、

クラスをものすごく細分化しています。

それはなぜかというと、優勝者をたくさん作るためです。

幼少の頃のヒーロー体験は一生の宝になります。

初級者の頃の入賞体験は、これからの成長の糧となります。

 

組手が得意な人。

型が得意な人。

移動稽古ならば、という人。

試割りならという人もいるかもしれません。

他者との競技はまだ自信がないけど、基本稽古の演武だけなら、という人もいるかもしれません。

全ての人に、「ヒーロー体験」が出来る機会があるように企画しました。

 

もちろん、上に行くほど厳しくなっていくのが世の常でありまして、

空手道の世界でも同様です。

全員がヒーロー体験が出来るわけではありません。

試合の日に頑張るのは当たり前のことで、

差がつくのは、普段の稽古での努力の「質と量」になります。

 

道場に稽古に行く回数を増やしたら、今までずっと一回戦負けだったのに今回は優勝できたというお話がありました。

実は、当然の結果なのです。

 

週1回の稽古、週2回の稽古もずっと継続して行けば、心技体ともに少しづつ強くなっていきます。

何もしていない子と比較すれば、格段に強くなっていることが実感できるかもしれません。

しかし、競技で対戦する相手が、週3回や4回稽古に出ている子ならばどうでしょう。

週4回の稽古に出ている子は、毎週飛躍的に成長しています。

今回、型と組手の両方で優勝したという選手は、週5で稽古に来ている子でした。

稽古をする本人はもちろん大変ですが、送迎の保護者様も大変かと思います。

でもその送迎の努力が、お子さんにヒーロー体験をさせることに繋がります。

努力は報われるんだという事を学びます。

自然と努力をする人間に育って行くのです。

 

今は弱くてもよい。

今は下手でもよい。

でも、一生懸命に稽古をしなさい。

一生懸命にやっていることは、後に必ず上達する。

強くなるし、上手くなるから。

強くなったら、上手くなったら、

お父さんもお母さんもじいちゃんもばあちゃんも、

絶対にみんな喜んでくれるよ。

 

と、私は口が酸っぱくなるほどこの言葉を子どもたちに語り掛けています。

 

 

高松東道場。

高松北教室。

 

高松中央道場・スパーリングクラス。

丸亀南道場・トレーニングクラス。